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写真も何もないけど心に刻まれた思い出の「食」チャレンジ

写真も何もないけど心に刻まれた思い出の「食」チャレンジ⑤

「ネブト」

キマシタここでネブト
ネブト
以下Wikipediaより

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関西、岡山・広島県の備後地方では「ねぶと」(広島県の備後地方以外「ねぶとじゃこ」)とよばれ、他に「いしもち」(岡山、香川)、「めぶと」(岡山県の一部地域)、「めんぱち」(広島県の一部地域)などがある。
分布・生息域
日本など太平洋北西部を中心に分布する。分布域は広く北海道噴火湾以南から台湾、中国、フィリピンなどに分布が広がる。この種は内湾から水深100m付近の砂泥底に生息し、あまり浅いところや岩礁域、漁港などではあまり見られない。大きな大群で沖合いを回遊しながら生息していると思われる。そのため、一般の人が目にする機会が少ない種であるが、意外なことに東京湾内は本種が生息している。船釣りで外道として釣れることも少ない。本科で有名なネンブツダイとは対照的である。
生態
最大体長は10cmほどで小型魚類である。体色は淡黄色で、体側に暗色の細い横帯が10本近くある。背びれ棘の上縁部が暗色。同類のネンブツダイと比べ色合いが地味で目立ちにくく、意外と数も多く捕獲されているが知らない人も多い。比較的沖合いの深い所を好むため目にすることが少ない。そのためか、生きている姿も普段見ることもない。 本種は夜行性である。親魚が受精卵を孵化するまで口にくわえて保護する、いわゆるマウスブルーダーを行う。卵の保護は雄が行うと推測されている

~~~
以上

まず

ひょんなことから
広島県の福山市にやってきて
結果
今も住んでいるのですが
それまでは東京で働いてました
日本中の魚が集まってくる築地を見ていて
美味しいものは全て築地に集まってくる!
そんな
「錯覚」をしていました
とはいえ
その土地にしかない魅力や
その土地にしかない食材があることも
解っていたつもりでした
つもりでしかなくて
知りませんでした

ネブト
ひらがなでかくと
ねぶと
青森の「ねぶた」に似てて親近感わきます(笑)

ネブト
はじめていただいたのは
たしか
親戚のお家でいただいた時だと思います
「ネブトのから揚げ」
Wikipediaで長々と書いてある割に大切な部分が書いてないので、捕捉すると
ネブトには
頭の後ろ?というか
背骨と頭の付け根のあたりに
石のような
硬い軟骨のようなものがあります
これは
ほんとに石のようなので
頭と一緒に取ります
小さい魚ですが
鱗もあるので
鱗も取り
内臓も取った状態で
しっかり水けをペーパーでふき取り
片栗粉をまぶして
油で揚げる
それが
「ネブトのから揚げ」
味は塩のみ

はじめていただいた時
まさに
感動しました
「あぁ、、、そこでしか食べれない料理みつけた!」
そう思いました。
ほんとに素朴な料理になると思います
ですが
小さな魚の下処理は手間暇かかります
その上
料理としては至ってシンプル
だけど
カリふわっと揚ったネブトは

皮は
香ばしく、それでいて
食感にはわからないほどの薄さなので
ふわっと香りとしてのみ広がる

身は
柔らかく、存在感があるようで
そっと控えめに主役でありながらわき役を引き立てる役割

そして骨
ネブトの美味しさのそれは骨
から揚げにしたネブトの骨は
こどもが食べても何ら心配いらない
かといって背骨の存在感がないかといえば
しっかりある
しっかりのに優しい

サクッと揚ったネブトは
パクパクと何匹でも行ってしまう

「いただきます」とか
「ごちそうさま」とか
「おいしい」とかは
もう、言葉の前に
五感よりさらに先の
私の身体が感じてる

ネブトを食べた時
出逢った~~って思いました。

今の私の
小魚への想いや
一物全体食の考えや
素朴な料理へのあこがれや
ライフスタイルに至るまで
この
ネブトから始まったっていっても
過言ではありません

これが
いまも強烈に心に刻まれた「食」です

・人生で強く記憶に残っている食を七日間一食毎日紹介する
・写真もないが記憶を頼りになるべく詳しく紹介してみる
・食に対しての啓蒙活動にしようって下心は出さないよう努め

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