スコーンday
最近のラインナップで私が特に好きな焼き菓子はバタースコーン。bonbon=酵母のガリガリスコーンのイメージが強いですがバタースコーンも人気です。アールグレイ茶葉とホワイトチョコをミルで砕き、完全粉とブルーポピーシードを合わせて焼いたEmma、チョコチップを混ぜて生地を作りトップにゲランド粗塩を多めに乗せて焼くチョコソルト、どちらもベースは同じ生地ですが合わせる素材でかなり味わいに変化があります。チョコチップも茶葉も入れずプレーン生地で焼いてカスタードとイチゴをサンドしたスコーンサンドも人気です。美味しくてペロリ。
1年前の1月、仕事仲間のオッチーと優子さんと
東京へ遊びに行った時に入ったベーカリーカフェのスコーンが美味しくて美味しくて。
目を丸くして
「なんこれ?!!」と言いながら
ランチの後に2つペロリと食べてしまった思い出。
セルフでトレーに乗せてレジへ行くスタイルのカフェだったので、スコーンを頬張りながら何度も席を立ってはプライスの成分表示を確認しに行く私はちょっと怪しい人だったかも。
全粒粉が入ってるよ!
ホワイトチョコが入ってるよ!
それでザクザクッとしてるのか!
何度もプライスを見に行っては
咀嚼して頭の中で舌の上で
素材を必死に探して食べる。
あー敵わないな!
NYのベーカリーのようなハイセンス感
ランチで食べた野菜中心のプレートも
独創的な素材合わせとスパイス使いできれいに整っていて「美味しい!」しか出てこない。
料理人のオッチーとパティシエの優子さんと3人で「はぁ〜すごいな〜」
「なんこれ美味しい」
となぜか敗北感を味わう。
話がそれましたが、その時に食べたスコーンに衝撃を受けて、岡山に帰ってから日々繰り返しスコーンのレシピを試作し続けました。
まずは全粒粉よね、パンに使ってる全粒粉を入れて焼いてみる
サクサクフワッとした食感とモハッと口の中の水分を全部持っていかれる感じ。
あれ?!
パンに使っている全粒粉ではキメが細かすぎるのか
ザックリとした食感が出ない。
石挽き完全粉(準強力粉)を使って水分や卵の量を調整しながら何度もリトライしていくうちに正解が分からなくなってくるのだけど、その時点で美味しさは完成していて、もっともっととなる感じ。そこまで行くと後はスタッフに試食してもらって意見を聞きながら微調整。
そうして出来上がったのがEmmaです。
ホワイトチョコを粉砕して混ぜ込んでいるのでチョコの油脂が溶けてザクッとした食感。
茶葉を入れていないベースの生地自体すごく美味しいので
ここにチョコチップを入れて粗塩を乗せて焼いたらチョコソルトスコーン。
まだまだカスタム出来るので何を混ぜ込んで焼こうかな!と考えるだけで楽しい。
また近々スコーンdayでオープンしたいな。
bonbon店主
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