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崔の圖書室
2021年10月6日 16:38
〝古今未曾有の臺風『喰らはば玉まで』がたうとう地球本體までも太陽へ吹き飛ばしてしまひ、この玉一瞬間、ジュツ、と燒かれ、お日さんはそのためにシミ一つ作らず氣づく事もなし〟 朝刊の天氣概況を讀んでゐたコネチカツトのサラリーマン次郎は朝寝をしてゐる女房の部屋へ、コーヒーは、と聲を掛ける。 さうなると週末の競馬は中止だらうか。スポーツ欄を繰りながらマグを片手に七階のベランダ越しに表を覗くと、なるほど地