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インフルエンサー「友達は捨てろ。」

インフルエンサー大好き、にんげんです。

社会に出て、はじめて僕は
「やりたいことってなんだろう。」
「もっと自分を高めたい。」
と思うようになりました。初めて、自分の人生を真剣に考えたというか。
成功者の話・考え方を知るため、ちまたで言う、意識高い系のYou Tube動画を見漁りってました。色んな人の動画を見ていたんですけど、僕がよく好きだったのは、まこなり社長やサラタメ、マナブ、イケハヤなどです。(画面の中の人なのであえて、”さん”を抜いてます笑)僕は動画を見て、自分の価値を高めるために行動に移せそうなことは行動してきました。それは今も同じです。
僕は、世界一、影響を受けやすい男です。大学の時は、よく友達に「ニワカ」と笑われていました。自分でもニワカの実感があるので、一緒に笑っていました。友達はバカにするように笑っていたけど、ニワカであることは良いことだとも思います。ニワカの定義が「流行っているものや影響力のある人のいうことをそのまま真に受ける」ということだとしたら、それだけ、他人より行動に移すのが早いということですよね。確かに、騙されやすかったり、本質を考えないで外側だけ真似するのはちょっとダサい笑。でも、僕は聞いたことをやりながら、自分に合うかを判断して、やっているうちにその本質を理解していくタイプなのかなと思います。(バカなのです笑)僕は、これからもニワカであり続けたいと思います!

意識高い系YouTuberの言うことを真に受けて実行してきたニワカの僕ですが、1つだけ実行できなかったことがあります。それは、「友達を捨てろ」という助言です。

YouTuberの主張はこうです。

人は周囲の人たちから影響を受け続けている。「仲のいい友達三人の平均が自分」という話は有名な話。だから、自分の憧れるような人と多く時間を過ごすべき。
あなたの地元の友達や飲み仲間はどうだろう。いつも同じメンバーで集まって、毎回同じ昔話で盛り上がるだけではないだろうか。それは自分の価値を高める時間ではなく、過去の思い出にしがみついているだけだ。
だから、友達は捨てるべきだ。持つなら、未来を話せる仲間を持て。

もちろん、人の生き方は自由だから、友達といつもどおりの飲み会をする人生が有意義という価値観の人もいるから、彼らは否定はしていません。ただ、自分を高め、夢を叶える人にとっては無駄だということです。

この意見、僕は理にはかなった話だと思います。確かに、普段つるんでいる友達の中に起業家はいないし、有名人もいない。たぶん、知り合っても何を話していいかわからなくて、仲良くはなれないと思います。

でも、このアドバイスだけは、僕は行動に移せませんでした。いや、正確に言うと、移してはみたけど、合わないなと思って、やめました。

僕には幸運なことに親友と呼べる友達が数人います。僕の弱いところも悪いところも全て理解してくれる信じられるような、僕も彼らのこと全部理解できると思えるような友達です。ただ、彼らは、全然普通に立派だとは思いますが、スーパーではないです。いつも同じ居酒屋で、いつも同じような話でバカみたいに笑うのが8割です。お互いの夢の話とかはしません。僕は、彼らもYouTuberが言う「捨てるべき友達」に該当するなと思いました。何度も、「捨てるべき友達」を「持つべき仲間」に変えようと話の流れを変えたり、時には愚痴ばっかりの彼らに偉そうに説教したこともありました。自分が矯正してやろうと思いました。目標は違えど、未来を話せるような仲間にしたかった。だって、こいつらといるのが一番幸せだから。でも、だめでした。だから、彼らのLINEをブロックしました。

今でも、ブロックした日のことは覚えています。楽しかった思い出がどんどん蘇ってきました。そして、ベッドの上で膝をかかえ、泣き震えていました。でも、これも夢を叶える一歩だと思えば、気持ちが楽になりました。

親友たちと会わずに過ごした、数ヶ月。ただ自分の価値を高めるだけの行動を積み上げていました。積み上げは順調なはずなのに、達成感を感じませんでした。「なんでこんなに頑張っているんだろう」素朴な疑問がよく頭に浮かんいました。

僕が人生を自主的に生きようと思ったきっかけは、ライジングサンというフェスでHEY-SMITHというバンドを見てからです。元々、バンドは全く興味がありませんでした。ワンオクも知らなかったくらい。ワンオクしか知らない親友が誘ってくれたことをきっかけに、そのフェスに行き、一緒にバンドにのめり込んでいきました。一緒にこんな風に生きたいと語り合ったこともありました。もう人生やめたいという辛いことがあっても、お互い支え合ってきました。

今の自分がいるのは、紛れもなく親友たちのおかげだったんだと気づきました。彼らがいたから、頑張ってこられた。自分の無視できないアイデンティティーの一部なんだと気づけたんです。

Youtuberの言ってることは正しいかもしれない。でも、僕はそれをしない。初めて、Youtuberに背く行動を決断しました。

成功法の型にハマっているような人間が掴める成功は大したもんじゃない。
たとえ、成功しても、そばに彼らがいない人生は、大失敗。

もう一度言いますが、
僕に親友と呼べる友達がいて、幸せです。

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