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2023/4/20 気になるニュース⑨ 政治家女子48党 どうなる?

⭕ 絶賛内輪もめ中の「政治家女子48党」の情報整理をしてみました。ほとんどが動画やツイッターなどがソースなので、実際に正しい情報で無いかもしれませんので、その際はご容赦下さい。


① 政治家女子48党の誕生

✅ ガーシー参院議員が一度も国会に登院せずに参議院を除名され、3/8に旧NHK党の立花孝志党首が辞任しました。2/27、ガーシー氏はに登院し陳謝すると告知しましたが、結局約束を破り帰国しなかった事の責任です。

 そこで、政党名を「政治家女子48党」を変更し「大津綾香さん」という無名の30歳女性に党首を譲るといきなり発表しました。池上彰の娘と言われてますが本当の娘ではなく、幼少期にNHKの放送していた「週刊こどもニュース」(1994年4月10日から2010年12月19日まで放送)に池上彰氏の娘役として出演していたのである。

⭕ 大津綾香さんは1月にYoutubeでの公募を見て応募し参加。1月13日に政治団体「政治家女子48党」が会見、36人の候補予定者をお披露目しました。

⭕ ガーシー議員の件で、立花氏が辞任を表明する前に党首の立候補を募ったところ大津綾香さんのみが手を挙げたとの事で党首に決定されました。

⭕ 立花氏は事務局長、大津氏は代表権を持った党首となりましたが、金銭面や運営面については立花氏が管理をし、大津氏は広報活動や公認選びなどをするとの事で、政治家女子48党として新たなスタートを切りました。



② 政治資金パーティー

✅ NHK党は今まで「政治資金パーティー」を行わない、つまり、有権者や支援者からの寄付は募らないという理念の元に運営をしてきました。

⭕ 今回の騒動の事の発端は、大津綾香党首と黒川敦彦幹事長(つばさの党代表)が政治資金パーティーを行う事を決定、3/24、黒川幹事長はツイッターで事前告知をしたところから始りました。

 

 そこで、当日課金一覧がSNSで拡散し話題になりました。風〇サービスでは?と勘違いする内容です。おしりぺんぺんいちまんえん。

● 大津綾香 鞭打ち1万円 亀甲縛り10万円
● 石田みやび 毒舌ののしり ?円
● よしの 港区女子と爆飲みする ?円
● はすみん 自分で出来る睾丸マッサージ 3万円




③ 支援者からの反発

✅ 上記の内容では当然の如く、昔からの支援者から「詐欺行為だ」と大きな反発を受けました。

 立花元党首も「こんなイベントを、つばさの党の黒川敦彦代表は、非課税の政治資金パーティーでやろうとしたから、本気でやるなら、課税されるただのパーティーでやるように指示しましたが、無視されました。」とツイッターでコメント。

 立花氏のアドバイスの甲斐なく、「政治資金パーティに関するご説明」と題した動画はUPされてしまいました。

 政治資金パーティーを封印し、他党の政治資金パーティーを公然と批判してきた立花氏にとっては自分が育ててきた党からこんな案件が出てくるなんて我慢がならなかったでしょう。

⭕ NHK党は約330人より、約11億円の借金があるそうです。この動画を見た一部の債権者が取り付け騒ぎを起こしました。大津氏が代表を継続するのなら貸付金の返済を求む、という内容です。返金するにも、騒ぎを収める為にも、代表権が必要です。

⭕ そこで、3/27、立花氏、大津党首、黒川幹事長の3人でオフレコの話し合いの場を持ち、大津氏に党首の座を譲ってもらう交渉をし、金銭面を含め党首譲渡の合意をしたとの事です。また黒川敦彦幹事長も金銭面での合意をし幹事長を辞任。

⭕ 3/29に開かれた党総会で、新人事として「党首、立花氏」「党代表、斎藤氏」「幹事長、浜田氏」が決議されました。この時、大津氏、新代表の斎藤健一郎氏も出席をしていました。(斎藤健一郎氏はガーシー議員の辞職により参議院議員に繰り上げ当選、堀江貴文氏の元運転手)

⭕ ちなみに、公開された動画で、政治家女子48党の候補者への金銭的支援がほぼ無いように語られていますが、今回の統一地方選挙で出馬した人女子には一人100万円の活動資金が配布されているそうです。また供託金30万も貸し出し、落選したら返却しなくて良いとの事。また、チラシ作成や届け出のサポート等の対応も行っていました。(立花氏談)

 そして、これらの資金は政党助成金から捻出しております。



④ 大津綾香氏「不正収支を暴く」

✅ しかし、大津綾香氏は、3/27の党首辞意の意思表示した後(オフレコであったので本当のところは分からない)数日しても代表権を斎藤氏に譲渡する行動をしなかった為、立花氏は催促をしたのですが、大津綾香氏はその間に党の銀行口座の名義を自分に変更し「NHK党の不正収支を暴く」と反旗を翻していました。

 また、先日の総会による議決も無効とし「党首は辞めていない」と主張しています。

⭕ 4/7の大津綾香氏の公開動画によりますと

「党の財政面の資料の確認や、メンバーから党内の課題についてヒアリングしたところ、前党首の立花はじめ、一部の党内の人件費や経費、ステークホルダーへの資金の流れが不明瞭ということが発覚いたしました」

とコメントしております。第三者委員会を創設し、調査をすすめていき、不正を明確にするまで口座を凍結し、誰にも引き出せないようにしたとの事です。

⭕ また、3人のみで話し合われた党首譲渡の席ではパワハラにより辞任を強要されたとツイッターで発言しております。



⑤ 立花孝志氏「不正は無い」

✅ 対して立花氏の主張は

「収支報告書は毎年提出しているし、そもそも政党助成金の使用用途は党に任されており、何に使っても問われる事は無い。極端な話、キャバクラに使っても不正ではない」というものである。

⭕ 大津氏の指摘する「不正な使い道」は「不適切な使い道ではないか」という曖昧なものなのか、特定の党員が私腹を肥している「背任罪」にあたるものなのか、今は良くわかりません。


⑥ 政党助成金について

✅ 国政政党には毎年、政党助成金が分配されます。自民党が約160億円、立憲民主党は約68億円。我らがNHK党は3億円3400万円。これが年4回に分けて分配されます。

⭕ 政党助成金制度は、日本において古くから行われていた、企業や労働組合などから政党への政治献金を制限する代償として1995年から導入されました。リクルート事件を筆頭に1980年代は政治献金という名の賄賂、汚職事件、政治家は金まみれでした。

 国民一人当たり250円計算で2023年の政党助成金総額は315億との見積もりです。共産党は党理念の為、政党助成金を辞退しています。


 交付対象となる条件が

 政党交付金の交付の対象となる政党は、次のいずれかに該当するものとされています。
① 国会議員5人以上を有する政治団体
② 国会議員を有し、かつ、前回の衆議院議員総選挙の小選挙区選挙若しくは比例代表選挙又は前回若しくは前々回の参議院議員通常選挙の選挙区選挙若しくは比例代表選挙で得票率が2%以上の政治団体。
ただし、法人格を取得していない政党には交付されません。

出典元 総務省 政党助成制度


そして、全ての政治団体は毎年、「政治資金規正法 第十二条」に基づき、政治資金収支報告書の提出をしなければなりません。

政治資金収支報告書の提出

国会議員関係政治団体の会計責任者は、毎年12月31日現在でその年におけ るすべての収入及び支出について(これらの事項がないときはその旨)記載した 収支報告書をその日の翌日から5月以内(1月1日から5月31日までの間。た だし、その間に衆議院議員の総選挙又は参議院議員の通常選挙の公示の日から選 挙の期日までの期間がかかる場合には、6月以内(1月1日から6月30日まで)) に提出しなければなりません。 この収支報告書を2年連続して提出していない政治団体は、提出期限を経過し た日以後は、設立の届出をしていないものとみなされるため、政治活動のために 寄附を受け、又は支出することが禁止されます。

出典元 総務省 収支報告書の提出


⭕ 収支報告書は総務省サイトから誰でも閲覧可能です。

出典元 NHK受信料を支払わない国民を守る党 収支報告書 令和3年分 総務省

⑦ NHK党、立花氏の最終目的

✅ 立花氏の最終目的は文字通り「NHKをぶっ壊す」で、その為には法改正や法整備が必要になります。

 与党勢力へ影響力を示す為に「議席の確保」、特に参議院の議席確保を目指しているとされています。ゴチャゴチャ色々やっていますが、最終目的「NHKをぶっ壊す」為、党を運営する為に政党助成金の確保が必要になってきます。衆議院選挙では当選しなくても、政党助成金分配条件の得票数を達成できれば良しと考えている、現実的な舵取りです。

⭕ すべては「NHKをぶっ壊す」為に


⑧ まとめ

✅ 4/20現在では、今後「政治家女子48党」がどのような方向に向かうののか分かりませんが、最悪な結果は「党解体」となる事でしょう。

⭕ 立花氏の痛恨のミスは、代表権まで大津氏に渡してしまった事ではないでしょうか。大津さんに頑張って成長してもらいたいという親心があったのでしょうか。謎が残ります。

⭕ 4/20に党に振り込まれる政党助成金約8300万円を、立花陣営側は使用出来ない為、党の運営に重大な支障をきたしている。職員の給与は立花氏個人が党に貸付し、立て替えています。党を実効支配しているのは立花陣営で間違いありません。

⭕ 4/27に代表権の仮決定裁判が行われる予定で、ゴールデンウイーク前には「どちらに代表権があるかの」裁決が下される可能性がある(立花氏談)

⭕ 4月18日号の官報に「政治家女子48党」の代表者氏名が、旧称「NHK党」の立花孝志から大津綾香に変更された旨が公布され、施行されたと発表されていたことが明らかになった。チダイズム新聞(電⼦版)
 これが、仮代表権裁判への影響があるかどうか。

⭕ 大津綾香氏は正義感が強く、ここまで行動力があるのは素晴らしいと感じます。ただ、政治界に関わってから3か月程なので実務的な部分で経験不足は否めないといったところだと感じますが、立花氏とここまで張り合う事が出来る事を考えれば、将来有望といえます。




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