ペンシルママについて!祖母編②

前回ペンシルママが食と健康へのこだわりが強いことに祖母からの影響があることについてお話ししましたが、今回は祖母編②です。
これは私の強い信念、「経済的自由への憧憬」ですが、これもまた祖母の影響が強いといえます。祖父母は若い頃、裕福ではありませんでした。(祖父は幼い時は使用人もいるような家に住み、かなり裕福だったようですが、戦後状況は一変してしまいます。)共働きをして子どもを二人育て上げました。若い頃は八百屋で食材を買うのも、つけ払いで買うしかできず悔しかったと晩年の祖母は話していました。その為祖母の蓄財への情熱はすさまじく、節約して辛抱して暮らしたようです。

祖父母は共働きで頑張り、60歳で退職し、蓄財にもある程度成功し、年金も夫婦二人分十分にもらい、長くはない老後でしたが、お金の心配をせず豊かに老後を過ごせたのではないかと思います。子ども二人も独立しました。

そんな祖母が私によく言い聞かせていた言葉は、「ペンシルママちゃん、若いうちは辛抱してお金を貯めなさい」でした。私が結婚する前に最後泊りに言った時にもそう言っていました。その言葉は忘れません。祖父母の若い頃より時代は格段に良くなり、祖父母のしてたような苦労は全くしていない豊かな時代に生を頂いたことはありがたいです。ですが祖父母はこうも言っていました。「これからの若い人は大変だね、物がありすぎて子供も大人も欲しいものがいっぱいだから我慢するのが難しい。おばあちゃんの頃はみんな物がなかったから我慢できたけど・・」

今大人になって本当にこの言葉を実感するばかりです。たくさんのもの、サービスにあふれて、子どもも大人も目移りしてしまいます。我慢するのは子どもも大人も大変です。企業や広告はあの手この手でお金を使わせようとしてきます。蓄財の観点では厳しい時代になっているのかもしれません。

私は20代のうちはコツコツ貯金し、投資の勉強を始め、30歳になる前に資産運用を始めました。もっと早く始められていたら・・と悔しい気持ち半分、30歳前に始められてよかったという気持ち半分ですが、私の資産運用と経済的自由への原動力はまちがいなく祖母の言葉があります。

祖母は優しかったといいましたが、それは定年後の祖母であり、現役の頃の祖母は怖い分類の祖母だったでしょう。しつけも厳しく、てきぱきする祖母。忙しい中やりくりしてきた祖母の姿勢です。ですが怖かった頃の祖母はあまり覚えていません。定年後の優しくてドライブに連れて行ってくれた祖母ばかり思い出します。私が地元から遠い東京の大学に行くことを反対していた父に、「行かせてあげなさい」と説得してくれた祖母。私と妹の教育費も何度か支援してくれた祖母。遊びに行ったときおもちゃを買ってくれるようなことはめったにありませんでしたが、ここぞと必要な時に父母に資金援助をしていた祖母の生き様を私は忘れないし、自分もそういう人になりたいと思っています。

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