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satuei #2

こんばんは。ぼん、です。


先日梅雨ぶりに訪れた世界で一番好きな街で撮影をしてきました。カセットテープを入れ替えるように毎週別の街へ行っていると、お気に入りの街へ訪れるのは、良くて季節に1回だと分かり始めました。
飽きるのも怖いですしそれくらいが丁度良い。と思います。お気に入りのカフェへ行くことも、季節の変わり目でメニューが新しくなる、それも楽しみで。

YANAKA model:oyu

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この街で特に使うレンズが24mm。と言ってもこの日は一枚だけでしか使っていない、いきなりの矛盾。何が言いたいかというと、下がっても狭すぎて下がり切れないその狭さが好き。という事。

僕が好きな路地裏は大抵35mmで下がれば事足りる狭さ。そこから更に狭くなるのは、都内でもこの街位。


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誰もが使う路地なのに、お邪魔している。という感覚になる。密集している民家と民家の距離が近い。網戸越しに聞こえてくるテレビの音。開きっぱなしの玄関から通ってくる家の匂い。ここには生活と人の怖さがある。


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秋めいてきていた。けれどキンモクセイの香りはしない、そんな初秋の日。


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静かな一枚を意識しながら撮り歩いたのだけれど、おゆちゃんは写真のイメージとは全く違っていてとても明るい子だった。ここまでギャップに驚かされた子は初めてだった。


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カメラ:α7R4
レンズ:Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z
    FE 35mm F1.8 SEL35F18F
    FE 24mm F1.4 GM
天気  曇り

静かな写真。とはなんだろう。憧れの奥山由之さんの言葉を受けて、より一層考える時間が増えてきた。

言語化出来ないイメージを写真に落とし込む。それは、自分が見たい・誰かに見せたい・撮りたいのだろうか?もしかしたらどれにも当てはまらないかもしれない。写真の持つ奥行きに甘えて、見る人に全てを預けてしまうのは違うと思う。奥行きに落とし込んで具現化させていきたい。誰か一人の毒になり得るような写真が撮れれば、それでいい。

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