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家族の半分は発達障害

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発達障害者とその家族からみた世界や日常生活。学校の事、仕事の事、投薬の事、二次障害の事などをまとめています。
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#自己肯定感

自分を大切に扱う練習

次男(小5)は発達障害児。いろいろなトラブルに見舞われたり、生活のアレコレに不具合を抱えてしまう事が多い。 それは人格的な問題ではなくて、単純に順番や方法が間違っていたり、彼に合わなかったりしているだけ。いわゆる一般的な方法論が彼には当てはまらないことがある。ただそれだけの事。誤学習してしまったが為に起こるトラブルや不具合がしばしば。特に新しい環境に慣れる事が難しい一学期にはよく起こる。 人は他人に起きた失敗やネガティブな事に対して、「そういう人」と言って内面的、あるいは

自己肯定感ってどうやって育むの?②

猫たちの為に、階段上のデットスペースをプレイパークにする計画を進めているボンボンです。とりあえずほぼ完成したのですが、どうやら、誰も興味が無いか、プレイパークへの動線が悪いようで、実際にはプレイしてもらえずガックリ⤵(;´д`)トホホ…気を取り直して改良をする予定です。 さてさて、↓前回のお話の続きです。 今回は、 『自分一人で眠ることができる』について書いていきたいと思います! お母さんたちの悩みのタネ。それは、ぐっすり眠れない事。 小さな子どもたちのいるご家庭で

自己肯定感ってどうやって育むの?

最近、毎朝の楽しみは、コスモスとアサガオの種を採取する事。毎日採れる種を見ながら来年の事を妄想しつつ楽しんでいるボンボンです♫ 自己肯定感ってどうやって育むの?こんなタイトルを付けました。これは、私が考えて実践してきた方法です。もちろん、自分自身にもそうなのですが、子どもたちが育つ為に意識している事でもあります。他人と比べて、メンタルヘルスを保てない事があると、自分も辛いですが、やはり周りもキツくなりがちです。子どもたちには自己肯定感を持って生きていってもらいたいな。そんな

私の挑戦

私が子育てを初めてからずっと挑戦してきたこと。それは、子どもたちの良さが何なのかを見つける事。 特に兄弟を育てることになってからは、違いがある二人に対して、それぞれの良さを常に見つけようと、できる限り発想が柔軟になるようにと思っている。しかしながらそれは非常に非常に難しい。 子どもたちは、それぞれにいろいろな特徴を持っている。その特徴をどのように捉えるのか次第で様々な事が起こる。良し悪しでは無くて本当に様々な事が起こる。その様々な事が起こる中で、下手をすると特徴を恨んだり

自己受容②[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 前回のエピソード1でお話しした、自己受容が出来てきた事で、お友だちの事を認めたり、誉めたりすることができるようになってきた発達障害(ASD/ADHD)次男。 日々の成長を感じます。その数日後の出来事。 エピソード2息子『お母さん、世界で一番大切な人って誰?』 なんの前触れもなく、子ど

自己受容 [再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 自己卑下から自己受容へと、歩みを進めていると感じる出来事がいくつかありましたので、ご紹介していきたいと思います。 その前に、自己卑下ってなんとなく分かりやすいと思うんですが、自己受容ってどんな状態なのか? 自己受容自己受容(Self-acceptance)とは、あなたが今置かれている状

セルフコントロールとアンガーマネジメント『怒り』の生まれるところ[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 『怒り』の生まれるところ発達障害児を育てていると、『怒り』と言う感情にしばしば、出会います。 それは、息子が放つ『怒り』のこともあれば、私や他の家族の『怒り』にももちろん出会います。 この、『怒り』と言う感情をどう捉えていくのかで、日々の生活は変わるのでは無いでしょうか。 私の持論と

発達障害児と実践!セルフコントロール[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ セルフコントロール最近よく耳にするセルフコントロールという言葉。難しいと考える人も多いかもしれません。 でもね、以外とかんたん♪です。これを続けて行くためにも、周りを巻き込んでやることをオススメします。一人でやっていると、これまでの状態の方が慣れ親しんでいる分、気を抜くと勝手に元の状態に戻

誤学習から学び直しへ[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 小学一年生だった、発達障害児(ASD ADHD)の息子は、集団登校の歩くスピードに着いていけず、軽いパニックを起こしました。それを、スピードを緩めるための手段として誤学習してしまいます。歩くスピードに着いていけ無くなると、かんしゃくやパニックを起こし、班の仲間たちへ迷惑をかけてしまうことに

誤学習のからくり[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 前回の記事はこちら↓ 行動の強化行動がどのように強化されて行くのかを知るには、行動が起こった後に注目していかなくてはなりません。 行動と感情を別のもと扱って行くと、とても良く理解できますが、意識していないと、なかなかその発想にいたることは難しいかもしれません。 行動が強化されるためには、その行動を起こした後

自己肯定感を育てる工夫① [再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続き物ですので、しばらくお付き合い下さいませ。 (ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。 子どもたちに何かを学んで欲しいと思うのならば、工夫をすることに時間をかけなくてはならないと私は考えます。どんな工夫がいいかな?それを楽しみにすることができれば、大人の方こそ、ものすごい学びが待っています。 大人が工夫をすることを、『子どもが考える機会を減らす』と捉えてしまうと、そこで思考は停止してしまいます。

セルフコントロールとアンガーマネジメント『怒り』の生まれるところ

発達障害児と実践!セルフコントロール の続きです。 発達障害児を育てていると、『怒り』と言う感情にしばしば、出会います。 それは、息子が放つ『怒り』のこともあれば、私や他の家族の『怒り』にももちろん出会います。 この、『怒り』と言う感情をどう捉えていくのか?で、日々の生活は変わるのでは無いでしょうか。 私の持論として、感情を『抑えよう』『無くそう』『殺そう』などと思えば思うほど、大きくなるものだと思っています。なので、私は怒ります! 『怒り』はなかなかコントロールが

誤学習から学び直しへ

誤学習のからくり のつづきです。 小学一年生だった、発達障害児(ASD ADHD)の息子は、集団登校の歩くスピードに着いていけず、軽いパニックを起こしました。それを、スピードを緩めるための手段として誤学習してしまいます。歩くスピードに着いていけ無くなると、かんしゃくやパニックを起こし、班の仲間たちへ迷惑をかけてしまうことになってしましました。 集団登校から一度離れて、学び直しをする必要が出てきました。学校と、登校班に許可を取り、息子との話し合いをしました。 その時の事を

自己肯定感を育てる工夫②

自己肯定感を育てる工夫①のつづきです。 アメとムチムチは無くても、出来ることあるよ。そんなお話。 前回の記事でも書いたように、どれ程痛い目にあっても、どれほど叱責されても、また元の状態へ戻っていってしまう。回復の原理というものがあります。 ムチの副作用①行動自体を減らしてしまう しかられないようにするために、何もしないようになる。 ②何も新しい事を教えたことにならない 新しい行動は強化と消去の組み合わせによって生まれる。 ③一時的に効果があるが持続しない 回復の原理