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【食物アレルギーの人向け】国際線の機内食、役立つ情報まとめ。

『アレルギーがあってもなんとかする!!高校生の人生初イギリス旅行BLOG』
#1



ボーンべスタキニ、ボーンべスタキニ どうもボンベスタキニです。


今回から乳製品と卵の食物アレルギーがある僕が人生初のイギリス旅行に行くまでにどのような準備をしたか、そして旅行先イギリスでどのような体験をしたかをブログしていきます。このブログは、

食物アレルギーがあって初めて海外旅行に行こうと思っている人 


の役に立ちます。僕が得た役立つ情報はすべて載っけていくのでぜひ隅から隅まで読んでいただければと思います。
筆者のアレルギーは重度で、かつ17年間付き合ってきたため、アレルギーに関する情報の実用性は誰にも負けない自信があります。

*今回はカタール航空ドーハ経由イギリス行き6泊7日の旅行を例に書いていきます。
ですが当ブログは旅行先の国関係なく役立つと思います。

今回は「準備編」の#1 機内食編 です。



#1機内食編

これさえすれば安心、というリストを作りました。まずご覧ください。

ーーーーーーー旅行先と航空会社を決めたらまずは機内食ーーーーーーー


機内食について、僕のように重度の食物アレルギーがある方は 
まず最初に

「機内で食べる食事はすべて持参する」

・・・覚悟を持っておくといいです。
僕の場合、食べられそうなギリギリラインの機内食がいくつかあったのですが、ず~っと 

食べたい!いや食べてはだめだ!

の葛藤をしていました。なぜなら人生初の機内食は魅力的だし、飛行機チケットの金額に機内食費が含まれていたからです(笑)
こりゃ食べないわけねえだろう!と

結局のところ機内食をとることはやめて、自分で食料を往復8食分ぐらいの量持っていくことにしました。では早速、機内食の調べ方を書いていきます。

◆機内食について調べる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず航空会社の公式HP内からアレルギー対応ミールのサービスを確認します。「◯◯航空 特別食」と検索をかければすぐにヒットします。

アレルギー対応ミールは「特別食」の中に含まれます。ここで注意したいのは特別食の種類です。
今回僕が乗る、カタール航空のサービスを例として見ます。

カタール航空:特別食)https://www.qatarairways.com/ja-jp/services-special/special-meals.html

下の画像を見てください。例えば卵と牛乳・乳製品にアレルギーがある場合は赤丸したものが「いけそうなもの」です。

まず一つの指標となるのがビーガンとベジタリアンです。ビーガンは動物に関係のある食材が一つでも含まれていたら、もうそれはビーガンとは呼びません。なので動物性由来の食物アレルギーがあるひとはビーガン食を念頭に見ていってください。

かたや、
ベジタリアンは危険です。なぜなら、、一番下の赤丸を見ていただくと分かるように「含まれない食品」に乳製品は書かれていますが「牛乳」が書かれていません。このように航空会社の記入漏れか、実際に含まれるのか、わからない

①不明瞭な特別食は必ず避けた方が良い

です。

また、フルーツ盛り合わせには
”ドライフルーツと新鮮な季節のフルーツのみを使用しています”
と記載されていますが、「含まれない食品」に牛乳・乳製品の記載がありません。こうした場合はまず航空会社の公式HP以外で

「○○航空 フルーツ盛り合わせ 写真 ブログ」
「○○ Airways Fruit Platter Photo Blog」

と検索をかけてみましょう。
すると・・・

なにやらクッキーやらヨーグルト和えやら謎のカップやらの写真が出てきました。これらが実際にカタール航空で提供されたフルーツ盛り合わせです。

クッキー怖えよ
超ミルキーなフルーツ盛り合わせ

このように空の上で原材料が分からない未知の食品と共に提供されたフルーツを食べるのは危険過ぎます。フルーツだって少なからず加工されています。こういった情報を得るために

②実際に出された写真を見る

、というのもたいへん重要です。

これで僕も踏ん切りがつきました(笑)

最後に、気づいた方いるでしょうか?
最も機内食をとらないことに対して踏ん切りがつく原因、、、

それは、

「原材料名が開示されていないこと・メニューが当日まで分からないこと」

です。
これは重度の食物アレルギーがある人にとって空の上で食べるには危険過ぎますよね。

カタール航空に問い合わせても、”季節や情勢によって材料が変動するため開示していない”とのことで、おそらく原材料を開示していない国際線の多くにこういった国際線ならではの原因が当てはまると思います。

ただし例外のヤツもいます(笑)
我らがANA様、JAL様です。

ANA:特別食)https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/inflight/service/international/spmeal/vegetarianmeals/#voml

ご覧のようにANA、JALではメニューが公開されています。なにしろ国内の航空会社なので特別食に関して安心できます。一方カタール航空のような海外の国際線では、原材料不明の特別食は避けておくのがベストだと思います。

航空会社は弁当の持参を推奨している。
またアレルギー症状発症についてはいかなる責任も負わない

先述した通り僕の場合は、結局のところ機内食をとることはやめて、自分で食料を往復で8食分ぐらいの量持っていくことにしました。特別食を取る場合はフライトの予約時に知らせるのが一般的です。

次に、機内食に関する書類についてです。

◆機内食に関する書類の用意


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この項目もカタール航空を例にとるので各自自分の使う航空会社の書類を十分よく確認してください。

アレルギーがある人が事前に書類を書いていないと、
搭乗手続き中にそれが発覚した場合、安全性を考慮して搭乗を断られることがあります。

まず機内食に関する書類は一般の人は記入する必要がなく、アレルギーや疾患がある人のみ記入して事前に提出、という形が普通です。航空会社によって異なりますが、大体「アレルギーに関する注意事項」や、「アレルギーに関するポリシー」といった名前の項目に必須の書類が挙げられています。

カタール航空では”アレルギーのポリシー”にて、

カタール航空:アレルギーのポリシー)https://www.qatarairways.com/tradeportal/ja-jp/policies/Allergy-Policy.html

軽度のアレルギー歴のあるお客様はマイルド、重度またハイパーアレルギーの病歴があるお客様はハイパー
という風にアレルギー患者を二種類に分け、

マイルドには以下のことが、

  • 必要なお薬を自身で機内に持参すること。

  • 免責事項への署名をすること。

ハイパーなら以下のことが、求められていました。

  • カタール航空にてMEDIF申請を承認するため、予約時または出発予定時刻の少なくとも48時間前に、記入済みの医療情報フォーム(MEDIF)を提供すること。

  • 必要な薬を自身で機内に持参すること。

  • 免責事項への署名をすること。

MEDIF? 免責事項!? ワッツ!!?
要するにMEDIFは大気中やごく微量のアレルゲンでも反応してしまうような、相当な対応が必要なレベルのアレルギーがある場合にのみ提出しなければならない医師の診断書のことです。

MEDIF) https://www.qatarairways.com/iw-cc/qatar/MEDIF.jsp

免責事項はアレルギーがある人がアレルギーの軽度・重度関係なく事前に記入する必要のある、
「カタール航空が機内においてアレルゲンがない環境を保証することはできない」
「カタール航空が機内でアレルギー反応が起きても一切の責任を負わない」
ことに同意する同意書のことです。

同意書) https://www.qatarairways.com/content/dam/tradepartners/pdf-files/indemnity_and_waiver_of_liability_form.pdf

同意書の文言は物々しい
翻訳機能を使って書いていこう

つまりカタール航空のような海外の国際線はMEDIFや事前の特別食などの注文をしておけば丁寧にアレルギーの対応はしてくれますが、
もし何かが起こっても責任は取ってくれません。

つまり特別食は取らないで食料を持参する方がはるかにLOWリスクだし、わざわざそのために費用をかけて医師に診断書を書いてもらう必要もないのでLOWプライスなのです。

これらの書類はHISなどの旅行代理店を通して提出してもらうか、自分で航空会社に連絡して提出するかの二択です。どちらにせよ早めに出しましょう。*ちなみにグーグルレンズなどを使って画像のテキストを翻訳すると簡単に翻訳できて記入が捗ります。

◆持参食について調べる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

さて、最後に自分で食料を機内に持参する方はこの項目を参考にしてみてください。実際に乳製品と卵にアレルギーのある僕が(母と協力して)集めてきた十分に役立ちそうなオリジナル機内食セットです。

オリジナルの機内食を持ち込む際の注意点は以下の三点です。

ーーー①航空会社の機内食持ち込みに関するポリシーを確認する。

例えば世界標準のカタール航空では…

(a) 機内の設備に制限があるため、持参食を加熱することができない。

(b) 冷蔵庫内にある他の食品に含まれるアレルゲンが混入する恐れがあるため、持参食を冷蔵庫で保管することもできない。

(c) 他のお客様のご迷惑となるため、臭いの強い持参食は不可。

(d)国やほかの航空会社によっては検疫規則で、乗客によって機内に持ち込まれた食品は、機内で消費されるか機内で捨てられなければならない。

https://www.qatarairways.com/ja-jp/services-special/special-meals.html

などといった規制があります。
ただし、(a)のように加熱ができないとありますが

カタール航空のラウンジでカップラーメンが提供されているブログをみたことがあるぞ…?(https://economyclassandbeyond.boardingarea.com/2017/08/29/discussion-cup-noodles-belong-lounge/

ということで確認を取りました。
リソース①)HISに確認を取っていただいたところ、以下の返答を頂いた。

熱いお湯に関しては提供可能とのこと
・カップラーメンだと基本沸騰させて注ぐと思いますが、100度まであるかどうかは分かりかねる

HIS

リソース②)アレルギーに詳しい知り合いのブログより、

2023年9月時点での情報
羽田空港⇔ドバイ⇔アイルランド(ダブリン)のフライト

熱湯提供〇、レンジ×、オーブン容器OK
・羽田→ドバイは機内持ち込み食料の制限なし。ドバイでの乗り換えで再度セキュリティーチェックあり。ドバイとアイルランドの持ち込み禁止食品は×。

オーブンOKにびっくりー!
オーブンOK の食料・・・思いつかない(^^;
熱湯で食べられる食料を追加で買おう!

https://www.instagram.com/reel/CxUspJex-yU/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

これらの情報を合わせると海外の国際線では熱湯の提供がされている場合が多いことが分かります。ポリシーでは加熱不可と書いてあってもあきらめずに聞いてみましょう。

ーーー②機内に持ち込める液体量には制限がある。

これは有名な話で、すべての国際線では

100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体物が航空機内への持ち込みを禁止されています。

下の表にはありませんが、レトルトパウチは一見水分が抜かれているように見えますが、一括して液体物とみなされてしまうようです。

ただしスーツケースに入れて預けた液体物と、出国手続き後に免税店などで購入した液体物はノーカウントになります。

そのため以下の対策を必ずして下さい。

・縦20㎝以下×横20㎝以下のジッパーの付いた透明プラスチック袋の中にに、「100ml(g)以下の容器に入れた液体物」を余裕をもって詰める。

・マチ付きの物は容量が1リットルを超えるため使用不可。

ーーー③持参食が機内で食べられるかどうか、機内に持ち込めるかどうかの確認

持参食の候補にはカップラーメン、おにぎりなどがあがるでしょう。これらは液体物ではありませんが念のため確認しておきたいです。
これもHISに確認を取っていただいたところ、次の返答をいただきました。
カタール航空の場合です。

・カップラーメンは持ち込み可能で熱湯の提供も可能だが、匂いや残ったスープの処理の問題から避けた方が良い
・スープは捨てる場所がないので、全部飲む必要あり
・付随してカップスープも問題ない

・おにぎりは水分ではないので問題ないと思われる
・具体的になにがOKでなにがダメなのか一覧のようなものがないため、私見にはなるが、パンとかシリアルとかスコーン、おせんべい、カロリーメイトなど。あとは災害用食事なども水分なしで作られているものがおすすめ

HIS

つまり液体が含まれていないものなら基本OKということになります。
(((カップラーメンに関してもこっそり残りスープはトイレに流してしまう手もある。)))

また

「特別な制限食等は、保安検査場にてご申告の上、別途持ち込みが可能です。」

カタール航空

と記載があるため保安検査官次第では持ち込める食品の種類や量が増える場合もあります。しかし液体物の場合、検査で不可だった場合処理されてしまうため、あらかじめ
縦20㎝以下×横20㎝以下のジッパーの付いた透明プラスチック袋の中に収まる量の液体物を持っていくことが良いと思います。

◆持参食の用意ー実例とポイントー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

まず行きの飛行機の持参食を準備します。
成田空港→ドーハ空港→ヒースロー空港
という様に途中燃料チャージする経路で行くのですが、この間いっさい預け入れたスーツケース内の食品には手を出せません。
なので目的地到着までの必要日数分だけ手荷物の中に食料を入れておくことが肝心です。

僕の場合、成田空港→夜の間食、朝食、2回目の間食→ドーハ空港→昼食、予備
のように、計4食と予備を持っていくことになります。

では早速、実際に僕が準備した行きの飛行機へ持参するセットを紹介します。

【液体類】
念の為、
スーツケースが紛失した場合用のミニボディソープ、3種の常備塗薬、フルタイド吸入、除菌シート、おしぼり3本
食品ではないですが液体類に当たりそうなものも200mm×200mmプラスチック袋に入れておくことにしました。

次に、
携帯マヨ、レトルトパウチひじき、レトルトパウチツナ、レトルトパウチ煮物、レトルトパウチうずらの卵2個
これらの液体に当たる食品を入れました。

▼はい、これら液体類を200mm×200mlプラスチック袋に入れてみました。
もうこれでかなりパンパンです。食料優先なのでボディソープやおしぼりなどは、最後に入れるか判断しました。

すべて無事入りました!

つづいて、機内に持参する食品すべてです。
もちろん液体類以外は200ml×200mlプラスチック袋に入れる必要が無く、常識の範囲内で機内持ち込みができます。

【持参食すべて】
・赤丸が液体類を入れた200ml×200mlプラスチック袋
・青丸が成田空港から搭乗後の夜の間食(蛸煎餅、海苔味噌汁)
・水色丸が二回目の間食(トルティアチップス、スープ)
・オレンジ丸が朝ごはんと昼ごはん(梅しそそうめん、天ぷらうどん)
・緑丸が予備(乾パン、せんべい、きな粉大豆)

こんな感じです。十五分に足りると思います(笑)

これらはすべて「行き手荷物」としてタグ付けし、一つの透明な袋にまとめました。これはまとめなくても、まとめてもどちらでも大丈夫です。

ポイントは
・固いカップラーメンのカップや、乾パン入れなどを下に配置して袋全体を安定させる
・200ml×200mlプラスチック袋は上の方に入れることで、保安検査場で取り出しやすくする

この2点です。
おすすめなのでぜひやってみてください。

「帰りの手荷物」とタグ付けしてあらかじめ帰りの持参食セットも作っておくと楽かもしれません。僕はご覧の通り作りました。

安定、安心の天ぷらうどん!(笑)

【補足】
この様に乾燥野菜を入れておくと、カップラーメンを沸かした時に中に入れることで野菜が取れます(By 母)
また、一応パンも入れておきました。


食品の次に忘れては行けないのが食べる器具です!
【器具】
・カップ状になっていないインスタントスープ用に、少し大きめの紙コップ6個
・レンジOkのフードパック
・スプーン、フォーク、割り箸
そして、
・輪ゴム
です!

輪ゴムは食べかけの袋を留めるのにとても役立つのでは!??と思い入れることにしました。


以上が機内に持っていく食事関連のセットです!

以上が#1 機内食編でした!

次回は#2 持っていく食糧編 です。
今回よりだいぶ内容は減ると思います。

まだこれを書いている時点ではイギリスに行く前なので、行って分かったことなどは随時ブログ形式で更新していきます!

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B.O.M.B.E.S.T.A.K.I.N.I


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