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バンクシーは天才か。反逆者か。

入社して早1か月。待ちに待ったGW。大学生の時は毎日が夏休みだったから、長期休暇のありがあたさを細胞レベルで感じている。

本配属先で実務っぽいことも少しずつするようになった。商材理解もかなり詳しいところまでやった。テレアポもやった。先輩から注意されることも減ってきた。できることが増えてきたのは実感している。

しかし、どことなくもどかしい。それはまだ何も貢献できていないからである。会社にお金を作り出せていない。知り合いの新卒が実務レベルで仕事をしているのを知って、実はかなり焦っている。確かに実務も増えてきたけど、メインでやっているのは録画された社長の話を聞いて、その内容を要約するというもの。活舌が悪くて何言ってるか分からないし、聞こえても内容理解できないし、そもそもその映像2004年のものって。流石に古すぎやろ。話してる内容まとまってなさすぎるし。この時間もったいなさすぎる。

色々愚痴ったけど、会社自体は好きです。商材は魅力的だし、先輩は尊敬できるし、同期はいい人だし。あとはカルチャーをどうにかしたいだけ。早くグループ会社っていう立場から完全に独立して、もっと自由な社風にしたいです。

という心情になり、GWを迎えた。5/1、2で名古屋までバスケ観戦をしに行った。2日の午前が暇だったから、たまたま名古屋に上陸していたバンクシー展に行ってきた。

「バンクシー展 天才か 反逆者か」

展示会場は大盛況。皆、思い思いの作品をカメラでパシャリ。美術館に行くことは多いがあまり写真を撮らない自分が、気づけば40枚近くも撮っていた。それくらい、何か感じるものがあった。

では本題。バンクシーは天才か。反逆者か。

個人的回答は、「反逆者」。けれども、ただの反逆者ではない。

反逆者という名の一般人。                              誰もの心の中の体現者。

これが一番しっくりくる。いやお前、何バンクシーに向かって一般人て言ってるん何様?って思った人。ごめんなさい。でも実際に見たら分かってくれると思う。バンクシーの扱う題材って、政治とか戦争。いわゆる社会問題。それを痛切に風刺する。皮肉がすごい。けどそれって、誰もが一度は抱いたことのある感情ではないかと。誰もが心の奥底で抱えてている、社会に対してのマイナスの感情。軽蔑。それを、作品といった形で目で見えるものにしたのがバンクシー。皆の心の中を代弁している。だから、誰もが心惹かれる。共感する。

表現方法は天才です。自分は美術的センスが皆無だから深いこと良く分からないけど、なんかすごいってことだけは分かる。             考え方は反逆者。周りと違う。当たり前と逆行している。         しかし、それは人類の潜在的思考。だからある意味、一般人でもある。

なんかうまくまとめられた気がする。笑                  ん?でも天才でもあるし反逆者でもあるし一般人でもあるしっていう壊滅的アンサーにもなった。まあいいか。気にしない。


「思ったことを声を大にして、思いっきり言う」って案外難しい。    間違っていないかな?                                 嫌われないかな?                                      自分なんかがこんなこと言っていいのだろうか?                          

様々な葛藤を抱えることになる。葛藤は苦しい。だから自然と、葛藤を抱えない道を選択するようになる。沈黙を貫くようになる。そうして納得しないまま、上辺だけ共感する。陰でしか本音を言えなくなる。欅坂46のサイレントマジョリティーってかなり深いのでは。

これが今の世界なのでは、と感じています。                              自分はどっちかというと思ったことは全部言ってしまいがちな人間。この前も会社で面談した時に、「何か困ったこととかしんどいこととかある?」と聞かれた。だからド直球に「社長と自分の価値観は真逆だから、全く共感できない。真逆なのになんで採用したんですか。」とか言ってしまう問題児っぷり。明確な答えは返ってこなかったけど、言えたことでかなりスッキリした。

世界を変えるのは、いつも反逆者。今の当たり前を創った人(アップルの社長とか?)は、昔は異端児扱いされていたってよく聞く。自分の描いている未来を信じて行動した人間だけが、何かを変えることができる。

そう考えると、反逆者とか、天邪鬼とか、変人とかって実はすごい才能だったりする。何事も考え方次第なんですね。                自分もそんな人間でありたい。明日からもお仕事頑張る。


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