単行本『印刷ボーイズ』シリーズが不正コピー&配布による著作権侵害をされました

とても残念なお知らせです。

このたび、上場もしている企業が、社員の在宅研修用として、単行本『いとしの印刷ボーイズ』と『印刷ボーイズは二度死ぬ』の全ページを違法コピー（PDF化してプリント）して配布していたことが発覚しました。

＜被害詳細＞
被害冊数分（違法コピー180部＋pdf化33部＝213冊×2タイトル全ページ）

著作権侵害の認識を持ったうえでの行為とのことで、とても残念です…。

不正コピー、著作権侵害は、作家の権利だけでなく出版や漫画、さらには印刷文化や、そこで働く人たちをも深く傷つける違法行為です。

絶対にやめていただきたいです。

現在、版元の学研プラスさんに相手企業との話し合いを進めてもらっていますので、僕から特にアクションを起こすつもりはありません。

それよりも社会全体で、こういったことが今後起きないようにすることが大切だと考えています。

そのために、少しでも抑止につながれば、また注意喚起の意味も込めて、今回こういった形で発信いたしました。

2020年6月8日付で、相手企業のコーポレートサイトで謝罪文が公開されました。
著作物の無断複写に関するお詫び→こちら

今回のようなことは「氷山の一角」なのかもしれません。

もし、現時点で「著作物」の不正コピーなどをしてしまっている人がいたなら、この記事が「違法行為」をやめるキッカケになれば幸いです。

また、これから社員研修のために『印刷ボーイズ』シリーズのご活用を考えている企業様は、どうぞお気軽にGetNavi web編集部か僕へご相談ください。

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

2020年6月9日
奈良裕己