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イニストラード真夜中の狩りクイックドラフトに向けた環境の分析

検証の目的

「ほごとんれゆむ」や「酢鳥糞」のクイックドラフトでは、アーキタイプ決め打ちでそれなりの成績を出すことができたが、「いにすとやどまよなかのかい」ではどのデッキタイプが正解なのか見えてこないため、ピック方針を決めるために環境の分析を行う。


環境で人気のアーキ

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リリース初日はばらつきは少ないが、日を追うごとに青黒の割合が増えている。

青黒に次いで、青白白黒が多いというのが今回の特徴のようだ。


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一方、アーキタイプごとの勝率は、青黒が突出しているわけではなく、むしろ青白が最も高いという結果になっている。

環境理解の手始めに、青黒がやたらと人気な理由を考えてみよう。
なんとなく、低レアリティに有能カードが多いからだと思うので、レアリティごとの有能カードの枚数をカウントしてみる。

また、ここから先の分析には、環境がある程度かたまった9/18-9/25のデータを使う。


青黒が人気な理由

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17landsにてIWDが0より大きいカードの枚数をレアリティ、色別に集計したのが上の表。

【IWDとは】
カードが有能かどうかを判断する指標
そのカードをゲーム中にドローできた場合の勝率と、ドローできなかった場合の勝率の差として定義される。
これが0より大きい場合は、有能カードとみなされる。

この表を見ると、青、黒の2色では、コモンに有能カードが多いことがわかる。

つまり、勝率が高く、有能カードをピックしやすいことから青黒は人気が高いと言える。

ここで疑問なのが、「青白が一番勝率高いじゃん! 白コモンの有能カードも多いし、青白が一番人気になるはずじゃん!!!」ということ。

とりあえず、有能カードをもう少し掘り下げてみよう。


青白がそこまで多くない理由

MTGいにすとやどまよなかのかい-Page-7.drawio

というわけでコモンのIWDトップ20を並べてみた。(左上から右下へ順位がさがっていく)

まず青黒多すぎというのが一目でわかる。

また、白でランクインしているカードはどれもサポート役として有能なカードという感じで、このプールからなら青黒をピックしたくなるのは当然だろう。

では「なぜ、青白の勝率が一番高いのか?」という疑問に戻るが、結局のところ「青黒人口が多すぎてスキルの低いプレーヤーも青黒を使っているから勝率が下がって見える」ということのような気がする。

ただ、プレーヤーランク別のデータが無いので、なんとなくそんな気がするということにしておく。
(一応、プレーヤー人口の増加に伴って青黒の勝率は下がってきている。)


除去有能すぎ問題

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これは、コモンとアンコモンの黒の除去札をあつめたものであるが、今回は明らかに除去札が強い。

前回の「ほごとんれゆむ」では、「ビホルダーの眼」などという全くやる気の感じられないゴミが紛れ込んでいたのに対して、ほとんどが実質の確定除去で、インスタントで使えるものも多い。

ちなみに青のバウンス札も前回より多くなっている。

これが意味するのは、強いクリーチャーを出してもすぐに死ぬということ。

ボムレア出して勝ちぃぃいいいい!!←これは基本的に通用しないと思っておいた方がいいだろう。


結論

いにすとやどまよのかのかいくいどやあでは、下記を方針とする。

- 基本的に青黒決め打ちピックする。(安定して戦えるデッキができる。)
- 青黒が難しい場合や、ボムレアが引ける場合は下記の優先度で構築を目指す。
 青黒 > 青白 > 白黒 > 青緑 > その他
- 基本的に2色構築とし、色の合わないボムレアのタッチは禁止。(構築をゆがめてタッチしても、すぐに死ぬから)


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