ブルージャイアントを読んで
こんばんは🌇
本格ジャズ漫画、ブルージャイアントをご存知でしょうか?
テナーサックス奏者の宮本大が、いろんな人達と出会い、お互いに影響を受けて世界一のプレイヤーを目指して旅をする内容のものなんですが、自分この漫画大好きで、映画にもなって大人気なんですね。
ちなみに映画音楽担当には日本を代表するジャズピアニスト、上原ひろみさんが抜擢されていて、これまた素晴らしい作品を作られたわけですけど、なんといってもジャズの最大の魅力の一つに各プレイヤーのソロがあり、その描写は凄まじいものがあるのです。
自分も昔はブルースのセッションでピアノを弾いていて、クロスロードのソロをぶち上げた時はなんともいえない高揚感に包まれたものですが、今思えばほぼ若さと勢いと多少のセンスで乗り切れたものだったかなと振り返れます。
主人公の大はどんどんプレイヤーとして成長していって仲間にも影響を与える存在になり、そのサウンドもどんどん深みを増していく、まさにブルージャイアントです。
作中には散らばった投げ銭をかき集める大の姿が描かれていますが、やはりどこへいってもライブの収益で食っていくのは厳しいのですね。
日本のライブハウスはチケットノルマ制なのが一般的なので、集客力がないと簡単に赤字になります。ノルマを達成できないで悩んだミュージシャン時代を思い出します。
自分の場合はソロのギター弾き語りだったので、全て自分持ちですからチケットノルマ制は正直負担でした。
ひとつ、成功例がありそれは飲食店での投げ銭ライブでした。
チケットノルマ一切なく、機材費もなし。完全アンプラグドのギター弾き語りで、ロバートジョンソンの曲を演奏し、アメリカン居酒屋さながらのライブは大成功、FBにて告知、招待などもマスターが進んでやってくれて集客もいつもより沢山の方に来ていただきました。
投げ銭の総額は一万円くらい。30分のライブでこれだけ結果が出たのは嬉しかったです。
アメリカではこのようにチップ制のお店があるのでミュージシャンの腕が良ければ稼げます。
このようなシステムの飲食店がもっと普及すれば、音楽文化はもっと活性化するのではないかと思うのです。
大君にしてみれば、イージー過ぎるのかもしれませんがね。
ジャズで稼げるプロのプレイヤーの演奏を一度生で聴いてみたいものです。
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