矛盾しているけどそれでいい

「いつも楽しそうだね」「いつも明るいね」
私が関わる人全員に言われる言葉。

確かに人といる時は場の空気を悪くしたくないから常に笑顔と気配りは忘れないように意識している。

ついこの間も友達と話している時、
「悩みなさそうだね」と言われた。

周りから明るい印象を持たれていること自体は悪いことではない。むしろ、その方が良い。
でも、どうしても私はいつも明るいとかいつも楽しそうと言われると、心の中では「そんな事ないんだけどな」と、思ってしまう。

私は常に人のためになることをしたい。
人を喜ばせたい、笑顔が見たい。
そして人一倍、相手の気持ちを読み取れる能力が冴えている。

私は相手優先に考えてしまう性格だから、自分を見失いがちだ。
相手のために、相手のためにと、気を遣ってばかりいるから、自分のことを考える時間が少ない。
でも、私はその方がいいのだ。自分より相手優先に考えて相手のためになれるなら、私はそれが嬉しいのだ。
このような矛盾があるから自分がよく分からなくなって、どうしたらいいのかよく分からなくなってしまう。

それでも、相手の気持ちを読み取りすぎて辛くなってしまうことに対する嫌悪感、気持ちが読み取れるから相手のためにすぐ動ける幸福感を二つ同時に抱えながらこれからも変わらず過ごしていきたいと思う。

自分のことを考える時間が少ないことに気づけていないのなら、今すぐ自分のために時間を使って自分を労ってあげた方が良い。

でも、気づけていながら相手のために動いているなら、たまに矛盾で考えてしまうことはあっても
そのままの自分で良いのではないだろうか。

私はこれからもこのままの自分で相手に寄り添っていきたい。

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