保険屋のつぶやき63

保険屋になった時
前職のお客様に挨拶回りをします。
出来る限りたくさんの人に
お手紙送ったり
電話かけたり
お伺いしたり。
“保険会社に入ったの、ふーん。
よく思い切ったね。”
なんて、皆さん口を揃えたように言われます。

行く先々、私にとって濃淡があります。
この方は以前とても親しかったから
何か入ってくれるだろう。
この方は助かっているから
恩に思ってくれてるだろう。
この方はあんまり役にも立っていないし
親しくもなかったので厳しいかな。
とか、思いながら伺うのです。

その通りの方も
一定数いらっしゃるのですけど、
粗方外れました。
親しかった方ほどガッカリします。
“えっ、こんな方だったのか。” と
自分の人を見る目を疑います。
本当に、知らないまま
一生お付き合いしなくて良かった
と思った程です。

まあ、勝手に
保険に入ってくれるだろうと
思っているのですから
どっちが付き合わなくて良かったか
分からないようなお話ですが。

反対に、前職の時親しくもない、
話も噛み合わないで
なんかイヤな感じだった方が、
意外と話を聞いてくれる。
“本当はこんな方だったの?”
と、自分の感性を疑うような
場面に出会します。
それで何人もの方から
ご契約を頂きました。

要は、人は分かりません。
実際に話してみないと。
特に相手の立場が変わると
豹変する方がいらっしゃる事は
本当に勉強になりました。
言葉使いが変わるだけで
本当にガッカリします。
やはりそんな方は
なるべく早く分かった方がいい。
人ではなく立場と
付き合っていらっしゃるのだから。

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