元、保険屋のつぶやき86

今日から保険屋さんではありません。
復活するようでしたら
また元の“ 保険屋のつぶやき ”に
戻そうかなと思います。

時々、入院保険を終身払いにしようか、
短期払いにしようかと
悩まれることがあります。
どちらがお得かなんて分からないのですが、
考え方の基準はあります。

例えば、50才女性の方のケースで、
つぶやき85で使用した
掛け捨てタイプの商品で考えてみます。
入院、手術のシンプルプラン
60日型。5,000円。
60才払いだと6,745円。
終身払いだと2,110円。
60才払いは6,745円×120回=809,400円
これを終身払いの保険料で割ります。
809,400円÷2,110円=383.60か月
383.60÷12=31.96年
50+31.96=81.96   …約82才
82才で終身払いの方が追い越します。

82才がクロスポイントなので
ザクッとした話が、
82才迄に亡くなられるようでしたら
終身払いの方が収支は安く付くし、
それ以上長生きなさるようでしたら
65才で払い込む方が安く付く事になります。

という事はいつ亡くなるかが、
収支のポイントになって来るので
これは誰しも判断が付かないでしょう。
でも、人は自分が亡くなる事は
あまり考えようとしない傾向があるから、
短期払いを選ばれるかもしれません。

でも、これは判断材料の一つ。
例えば、終身払いですと
お金のかかる50代に
月4,635円、10年で556,000円程
他の事にお金を回せる事になります。

もし、先で見直しを
考えないでもないようでしたら
それまでは安い保険料で済ませておく
方が結果安く付きます。

82才という微妙な年齢と
人生の中での資金繰り。
保険の見直しをするかもしれない
という中で判断してゆく感じです。
全て折り合わせた上での
各々のお好みが現れるかもしれません。
私が思うに
結果、終身払いを選ぶ方が多い
感じがするのは
先が分からないからかもしれません。



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