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社会人3年目、休職した。

社会人3年目で双極性障害の診断が出て休職した。

大学で学んだこととは真逆の業種の会社に就職した。慣れないながらも社員に恵まれてやってこれた。この会社に骨を埋めるつもりだった。
立派に、とは言えなくてもそれなりの社会人人生を歩めると思った。

鬱病の症状

就職を機に「二度と戻るか」と思っていた実家に戻った。今思えば、これが間違いだったと思う。でも、社会人になってまた”家族”をやり直せるのではないかと期待してしまった。

眠れなくなった。些細なことに苛立つ。朝起き上がれない。好きだったことに関心が持てなくなった。何もかもが億劫だけれど、私という存在を肯定してくれる「仕事」に逃げていた。

うっすらとまずいな、と思っていたけれどごまかし続けていた。
精神科受診の決意がついたのは、朝の身支度中に漏らしていたこと。
びっくりした。成人だし、社会人だし。前兆もなかった(はず)なんで?
わけも分からずその日は服を捨てて、着替えて出社した。

双極性障害の診断

会社には隠しながら1年強、働いた。家族にももちろん。(思うに、原因の一旦は家族だから。)
段々おかしくなってきた。頭が回らない。言われたことがわからない。みんなに疎まれている気がする。ご飯が食べられない。
正直なところ、まだ自覚がない感じで具体的にどの辺がおかしいのかわかってない。

そういえば診断が下りる前に、急に引っ越した。
このまま実家にいたら死んでしまうと思って、ボーナスを貰ったその月に不動産屋に駆け込んで契約した。
これがいわゆる「躁状態」のエピソードの1つかもしれない。でも、これは間違いだと思っていない。

医師と話していく中で、なかなか改善の兆しがないことやアルコール依存手前に行くこともあり、症状を見直すことになった。
回らない頭で最近あった出来事をぽつりぽつりと話していたら、
「躁鬱病、双極性障害の可能性があります。」
と言われた。その時なんて答えたのか覚えていない。はあ、とへえ、とかかも。

薬をのんで、働いて、帰って……でも治らなかった。
仕事があまりにも忙しすぎることも原因だったかもしれない。
眠れない。起き上がれない。食べられない。過食嘔吐。自傷行為。未遂行為。被害妄想。
長袖しか着られなくなった。仕事に価値を感じられなくなってしまった。
私を肯定してくれた「仕事」すら私を嫌悪しているように感じた。

休職

休職する前から鬱病のカミングアウトをしていた。サポートもしてくれた。でも、もうだめだった。休み時間に寝るふりをして泣いたり、トイレで自傷行為をしたりしていた。
仕事の出来栄え、人格を否定されているような心持ちだった。
もう息もできなかった。

関わった仕事が一区切りしたので、休職許可が出た。
思っていたよりもフラットに、明るく送り出してくれた。
その真意はわからないけれど。

これから休んでいかなくてはいけないけれど、不安が大きいから。
思ったことや、気に入った物や事を綴っていけたらと思う。
そして、休職満了までに自分を受け入れられるように。
自分に向き合っていけたら。そんな祈りを込めて。

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