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私のもう一つの人格の教育方法

武德です。
さっきすごいことをひらめいたんだが、同時にどうして今まで気づかなかったんだろうと思った。

女の子の方の人格(まりあ)は基本的に仕事ができない。
理由はもちろん、男の方の私が最初から最後まで全部やってしまうので、まりあとして何かを成し遂げた経験が極端にないからである。

しかしつい先程、まりあが着ていた着物を畳んでいたときに気づいたことがある。
腰紐を五角形畳みにしようとしたところ、最初はうまくできなかったけども、正しい畳み方を試行錯誤しているうちに自然とその形になってきた。

そしてうまく畳めたとき、私ではなくまりあの方が「できたぁ!」と喜んでいた。(もちろん私も喜んでいたけども)

待てよ、この方法を使えば、途中までは私が仕事をして、最後のフィニッシュの際は意図的に人格を交代させてあげれば、まりあとしての成功体験を積むことができるのではないか。
自分にできることを積み重ねていけば、まりあの人格を成長させることができる。

どうして今まで気づかなかったんでしょうねぇ・・・・(笑)

かくいう自分も、人格の形成がうまく言っているとは言えない。
できるんだけども、「なんでそれが自分にできるのか」昔から今ひとつ実感がわかないようなことが多かった。

できることは多いけど、自分の体を持っていないから、いまいちそれを自分のことだと認識しづらい男の私。
女の子の体を持っているけども、自分では何もしないから何も身につかないまりあ。

やりづらいわ、これ……。
気づかないで生きてた時期たいへんだった。
二人三脚がいちばんいい。



28歳の時「ゴメン、本当の性別女じゃなくて男だった」を食らった性別不合の当事者です。日常的に男女の性別使い分けを強いられそのまま根付いてしまった奇妙な人生。サポートや紹介していただけるメディアさんも募集しています。