雑詠「山と水」④ 雲の峰鬼神服ふ高野山

前回の続き、「山と水」の第四弾♫
今回はNo.31〜40まで詠ませて頂きます。



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句数が多いので
コメントくださる方、ご無理なさらず
気になった句、1〜2句程度のご感想で十分嬉しいです😊

31. 雲の峰鬼神服ふ高野山
くものみねきしんまつろふこうやさん
季語:雲の峰
※服ふ…服従させる、従わせる

32. さなみ散り光る渚の蛇紋岩
さなみちりひかるなぎさのじゃもんがん
季語:さなみ（皐月波）

33. 睡蓮やガラス細工の優しき瞳め
すいれんやがらすざいくのやさしきめ
季語:睡蓮
※助詞「の」を「へ」「に」と迷った😅
ガラス細工に瞳を書き入れるシーンをイメージし
「へ」にしようと思ったが、
「優しき瞳」がガラス細工の瞳だと分かりにくい気がしてやめた

34. かわるがわる噴井掬ぶ子飲み干す子
かわるがわるふけいむすぶこのみほすこ
季語:噴井

35.  せせらぎはシャララ異郷の夏の恋
せせらぎはしゃららいきょうのなつのこい
季語:夏

36. 麦星や水面に凛と武神の碑
むぎぼしやみなもにりんとぶしんのひ
季語:麦星（梅雨の星）

37. 義憤ふつふつ朝焼けの鏡池
ぎふんふつふつあさやけのかがみいけ
季語:朝焼
※鏡池…長野県戸隠にある池

38. 水田ひとつひとつに星の物語
みずたひとつひとつにほしのものがたり
季語:水田

39. 夜鷹鳴くブナ林蒼く膨らみて
よたかなくぶなりんあおくふくらみて
季語: 夜鷹

40. おおどかな胎動縷々と兜虫
おおどかなたいどうるるとかぶとむし
季語:兜虫


前回の第三弾🔽

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