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型•その4: 夏の月猫鈴ふっと止みにけり

上五〔季語(名詞)〕・下五〔動詞+「けり」〕
中七・下五なひとつながりのフレーズ
二物衝撃:中七・下五は、上五の季語とは関わりのない内容

「かな」と「けり」の違い

<「かな」は沈黙の切字>

*「かな」の余情が、一句を読み終わったあと上五・中七へ戻って、ふたたび十七音全体をつつむようなはたらきがある。
*「かな」は作者の省略したあれこれを、余情余韻という形で読者に伝えてくれる。
*「かな」は名詞・動詞・形容詞ほかにもつく融通性がある。

<「けり」は決断の切字>

*「こう言うんだ」とはじめからきめて、そのおもいを一句のリズム、なかんずく下五の切字「けり」に託す。
「けり」はきっぱり使う。

*「けり」は動詞にしかつかない。

濃あぢさゐ木魚朗朗叩きけり

こあじさいもくぎょろうろうたたきけり
季語【濃紫陽花/植物】

蜘蛛の糸音楽葬の光りけり

くものいとおんがくそうはひかりけり
季語【蜘蛛の糸/動物】

※光りけり、どうか😓

夏の月猫鈴ふっと止みにけり

なつのつきねこすずふっとやみにけり
季語【夏の月/天文】

※けりに合わせて「ふつと」の表記の方が良いか?
 「ふつと」だと誤読されないかと思って現代表記「ふっと」にした

雲の峰クラピアは地を這ひにけり 

くものみねくらぴあはちをはいにけり
季語【雲の峰/天文】
※クラピア…下草の一種、きっと季語ではない

夏の富士ろくろさくさく回しけり

なつのふじろくろさくさまわしけり
季語【夏の富士/地理】

※中七下五は本当は
 ろくろを○○○回しけり
 のほうが、語感が良いと思いました
 が、○○○に良い言葉が思いつかず😓
良き案が有ればぜひ教えてくださいΣ੧(❛□❛✿)

#俳句幼稚園

久々のサビちゃん😍
暑いので日陰で涼んでいました☺️元気いっぱいで可愛いです🐈
今年の夏もぜひ乗り切って欲しいです😍

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