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型・その1 応用型(2): 風光るオランダ坂を疾き車輪

上五〔季語+や以外の切字or活用の終止形〕下五〔名詞or動詞or形容詞など〕
二物衝撃:中七・下五は、上五の季語とは全く関わりのない内容。

応用型(1)との違いは 上五を「や」以外の切字で作る

切字18
かな・けり・もがな・らむ・し・ぞ・か・よ・せ・や・つ・れ・ぬ・ず・いかに・へ・け・じ
桐咲けり、蓬萌ゆ、暖かし、蚊帳青し、雪やまず、雪嶺よ、秋炉あり、燕来ぬ、野分せり、晩夏なり、冬深し、霜強し、道寒し、月赤し、松涼し、春逝けり、鴨鳴けり
角川文庫「20週俳句入門」p.→139~140抜粋

風光るオランダ坂を疾き車輪

かぜひかるおらんだざかをときしゃりん【季語:風光る(天文/三春)】

山笑ふ今日はピエロの化粧せぬ

やまわらうきょうはぴえろのけしょうせぬ【季語:山笑ふ(地理/三春)】

※「せぬ」か「せず」かで迷いました😅
※表記も迷いました
 「山笑う」か「山笑ふ」か?
 現代語に揃えると 山笑う今日はピエロの化粧しない と字余りに😱
 古典的仮名遣いにすると
 「今日」の表記がこのままで良いものか「けふ」がいいのか😐😔

牛蒡蒔く武骨な女子の手はきれい

ごぼうまくぶこつなじょしのてはきれい【季語:牛蒡蒔く(生活/晩春)】

※「女子」という表現がどうか
※語順、「女子の武骨な手」のほうがよいか

春深し人に感謝しながら死ぬ

はるふかしひとにかんしゃしながらしぬ【季語:春深し(時候/晩春)】

青き踏む呼気透徹の病み上がり

あおきふむこきとうてつのやみあがり【季語:青き踏む(生活/晩春)】

※「呼気透徹」仰々しい?
 「そら透徹」や「みづ透徹」のほうが良いかも

いつもありがとうございます😊✨
桜が🌸あっという間に散ってしまいました
花見に行ったらすでに葉桜🌸
美しい花の命は短いなあ…

平和市民公園


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