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私が思う金融リテラシー①楽な方法で稼げるほど世の中楽ではない。

2回目の投稿です。自己紹介見ていただいた方はありがとうございます。


1.ここで私が伝えたいこと

いざ投資を始めようと思って、こんな広告をみたことありませんか?
「今は初心者でも、将来誰でも億トレになれる」
「ツールを使うだけで誰でも簡単に稼げる」
投資をやったことがない人でもなんだか怪しそうに見えますね。ではこの広告のように簡単に稼げる方法は実際にあるのでしょうか。ファイナンスの理論から考えてみましょう。今まではなんとなく怪しいと思っていたことが根拠をもって堂々と怪しいと考えられるようになれればと思います。

2.リターンはリスクの対価

2.1前提
リターンとリスクの2つのみの要素で投資商品を選ぶという前提で話を進めさせてください。現実離れしているように思えますが、複雑な経済の現象から理論的見解を得るために様々な要因を削ることはファイナンス理論ではよく見かけます。

2.2リスクとリターンとは
ざっくりと理解するなら下記の通りです。
・リターン・・・
 その投資商品を買うことで得られる利益を表します。

・リスク・・・
 リターンの振れ幅を表しています。言葉から直観で意味を推測するとマイナスのみのイメージを持ちやすいですが、マイナスだけでなくプラスにも働きます。つまり、リスクが小さいほどリターンが安定し、リスクが大きいほどリターンが安定してないということです。

2.3リスクとリターンはトレードオフ
さてお膳立ては済んだので結論に向かっていきましょう!リターンとリスクのみを判断基準としているのでざっくり投資商品は下記4種類に分類されます。

リスク・リターンによる分類

4つのうち、ローリスクローリターン、ハイリスクハイリターンがまさにリスクはリターンの対価ということを表しています。
しかし、投資する側からしたら安定してたくさん儲けたいので低いリスクで高いリターンを得られるならそれが一番です。しかし、そのような投資商品はありません。何故なら、ローリスクハイリターンの投資商品があれば大勢の投資家がその商品を購入するでしょう。そうすると需要が増えるため価格が上昇し、徐々に得られる収益は少なくなっていきます。そのためローリスクローリターンに近づきます。
また、ハイリスクローリターンも存在しないと言われています。それならローリスクローリターンの投資商品を購入するので、市場からそのような商品はなくなっていくからです。

3.各投資商品のリターンとリスク

では実際に各投資商品のリターンやリスクはどのような立ち位置なのでしょうか?下記図のようになっています。低いリスクで高いリターンを得られる商品はなさそうですね。

各投資商品のリターンとリスク(引用:一般社団法人投資信託協会)
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/meritrisk/riskreturn/index.html

理論を学んでるとこのような疑問を持つかもしれません。「実際に世に知れ渡ってないだけで、儲かる商品があるのでは?」
確かに、収集できる情報は人それぞれです。特に機関投資家と個人投資家が集められる情報の差は歴然なことが想像できます。しかし考えてみると、低いリスクで高いリターンを得られる商品があって、他人に教えるメリットがあるのでしょうか?他人に教えれば需要が大きくなり自分の取り分が少なくなるので、そのような投資商品があれば自分だけで運用して儲けたいですよね。これは投資に限らず言えそうですよね。例えば企業は独自のノウハウを持って利益を稼いでるわけですが、それを簡単に教えてしまうと他の企業にも真似されて利益がなくなってしまいます。

4.最後に

如何でしたでしょうか?念願の投資に関した初投稿で、ぎこちない文章でしたがここまで見ていただきありがとうございます。では次の投稿でお会いしましょう!!!
 

                           チャウチャウ



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