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空気感染

呼吸の大切さを知らない人に、口鼻を塞ぎ続ける危険性を説明しても理解できない。

民主主義の基本を学んでいない人に、選挙の大切さを訴えても投票所へ足を運ばない。

見えないものに怯えている人に、それは元々存在しているものだと伝えても安心しない。

ほかの生き物との繋がりを感じていない人に、環境を守る重要性を促しても反応しない。

病院や医者が健康を与えてくれると思っている人に、自然免疫の大切さを説いても信じない。

文字が読めない人に、分厚い教科書を渡しても意味がないでしよ?これはバカにしているんじゃなくて、大切なことを教わっていないんです。

27歳ぐらいの頃だったと思う、友達のお母ちゃんが癌で亡くなった。めちゃくちゃ世話になったおばちゃんだったから「病院の言う通りの治療してたら、最後の最期に「あとはご自宅で…ってなるよ」と言いにいきました。

最初に伝えた時は困惑してたけど、1年後にその通りになって自宅に戻ってきた時は「ひろのぶくんが言うた通りになったね」と寂しそうな顔をしていました。予見できたとか、病院が悪いとか、そんな事を言いたいんじゃない。かけた言葉が適切だったかどうかもわからない。

ただ人は自分の身に降りかからないと中々理解が出来ない。その状態になって慌てて周りに伝えようとするから空回りをして、敵を作ってしまったり、バランスを崩して違う問題を見過ごしてしまう。

自らが向き合わなきゃいけなかった事の多くを、あまりにも人任せにし過ぎてきた。

これは僕も同じで、貧困の現場を見て、搾取に気付いて、理不尽な思いをしている人と話し、社会から忘れ去られた子どもたちに会って、何かを伝えようと熱量が空回りをして、暴力的な言葉を使い人を傷つけてしまったこともある。

目の前にあるたくさんの課題を解決していく鍵は、一人でも多くの人が頭の中に『?』を作ることだと思う。

「そういえば?」「これおかしくない?」「なんでこんな事に?」「これってなにが原因?」こんな気持ちになって、初めて届く言葉がある。

それはね、他人が無理やり植え付ける事が出来るものじゃない。押し付けじゃなく、その疑問が生まれるきっかけを作る必要があると思ったんです。

一緒に空気を作りませんか?

僕が正しいことを言ってるわけじゃないんです。今の現状に疑問を持っているなら、その疑問をたくさんの人が持てる環境を一緒に作りませんか?

皆がそれぞれの場所でたくさん声をあげているのは知ってます。けどね、孤立してるんですよ。まとまらないと大きなうねりを起こせないんです。

一緒に変えてみませんか?

きっとあなたの言葉が届きやすい空気をつくれる。力を貸してもらえる人は是非覗いてください。

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