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目標達成は心理的な技術で容易に達成可能

目標を達成する能力は生まれつきのものではなく誰でも高められる。
自制心とは意志の強さを表す代表的なものであるが、これは筋肉のようなもので鍛えることが出来る。
また自制心は個人差があるだけでなく、同じ状況でも人に応じて強くなったり、弱くなったりすることがあるし、疲労もする。
筋トレと同じく、何かを苦労して成し遂げた後は自制心をかなり消耗している。すると、他の目標達成が難しくなってしまい禁煙を破ってしまうようなことになる。
ウィルパワーという概念と同じで、一日に使用できる量が決まっているので、重要なことに多くを割き、どうでもいいことにはなるべく使わないことだ。
また、報酬によってモチベを上げれば一時的に自制心を補えたり、日常的に自制心が求められる行動をとることで自制心を鍛え上げることが出来る。
達成すべき目標を明確に定めなければならない。「人生楽しみたいな」と夢想しているだけでは永遠にその望みは叶わない。
目標を考えるときに大事になる視線の一つは「なに」と「なぜ」の違いを知ることだ。
「やりたいことをする」とは、「なに」の観点からすれば好きなことをすることであり、「なぜ」の観点からすれば人生を楽しむためである。

抽象的な「なぜ」と具体的な「なに」は動機付けにおいて一長一短だ。状況に応じて適切なほうを選択するとよい。
「なぜ」は小さな行動を大きな意味や目的に結び付けられるため意欲を向上させやすい。
「なに」を基準にすると具体的な行動に意識を集中させやすいため、複雑で難しいときなどは「なに」に集中するとよい。
やる気を奮い立たせたいときは「なぜ」に、難しい何かに挑むときはいったん目の前の大きな絵は忘れ具体的な「なに」に意識を集中させよう。

人間の資質を変えられると考えているかどうかは目標設定に大きな影響を与える。
人間の資質が生まれつき決まっていて高められるものではないと考えている人のことを決定論者という。反対に努力によって高められると考えている人を成長論者という。
決定論者は数々の研究で正しくないという事が証明されている。
たとえ現在の能力が芳しくなくても努力によって改善するよう心がけよう。

目標には、自分の能力を証明しようとする「証明型」と、目標を通じて自分を成長させようとする「習得型」がある。
達成が容易な場合には証明型が有効だ。やる気をアップさせ、高いパフォーマンスを発揮できる。しかし、ひとたび上手く行かなくなると無力感に襲われ、簡単にあきらめてしまうことになる。
習得型の人は達成が困難でも乗り越えて成長しようと努力を続ける。

目標のフォーカスには「獲得型」と「防御型」もある。
獲得型は手に入れるものを重視するのに対して、防御型は失うものを重視する。
獲得型は称賛によってモチベーションを高めるが、困難に直面すると諦めてしまいがちだ。
一方、防御型は批判によってモチベーションを高め困難にぶつかっても簡単には諦めない。
獲得型の人は機会を逃すのを嫌い果敢に挑戦するが、防御型の人はミスを嫌い確信が持てるまで行動しない。
大抵の人は獲得型と防御型のどちらかに偏っているが、シチュエーションに応じて切り替えると効果的だ。

このような感じで心理学やマインドセットを学ぶと人生を有利に進めやすくなる。人間心理は何年たとうと不変で朽ちることがない。時代の流れが速すぎる令和では、大半の情報がすぐに朽ちる。テクノロジー関連の情報だと二カ月前のものでも新鮮さが失われてしまう。

だから本質的で時代の流れによって廃れないことを学ぼう。基礎がしっかりしていれば何が起ころうが有利に物事を進められるからだ。

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