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プロローグ〜分岐点〜2016.その2

こんにちは、BKです。

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前回は2016年の分岐点を迎えるまでの僕の私生活について簡単にまとめました。
健康診断で特段異常が見つかるわけでもなく、
食事も毎日3食しっかりと摂っている。
前回書きそびれましたが、タバコは吸わない、お酒は機会飲酒程度、
これまで大きな病気になったり手術をした経験もありません。

交友関係も良好で、毎週華金になると街に繰り出し飲み会、合コンに参加。
夏休みは特に仲の良かった友達数人で海外旅行したりと、
プライベートは充実していました。俗にいう"リア充"というやつです。
そんな健康的で、仕事はそこそこにストレスをプライベートで発散する
といった日々を過ごしていました。

そんな中、分岐点となるきっかけは2016年8月、突然訪れます。
今考えるとそれは突然ではなく、じわりじわりと密かに僕に近づいていたのかも
しれません。

翌日が休日である日の仕事終わり(その週は半ばに祝日を挟む変則的な1週間
でした)、いつもの友達から誘われていた飲み会にいつもの如く参加し楽しい
ひと時を過ごしていました。
おきまりの二次会、三次会コース、家に帰り着いたのは夜中の3時過ぎでした。
酩酊した身体をなんとかベッドに持っていき、記憶も曖昧なまま就寝しました。

酒の弱いいつもの僕であれば、飲酒後の翌日は頭がガンガンに痛み、
身体も重い1日を無気力に生きる、いわゆる”ダメ人間”と化してしまうこと
が通例です。
起床後その通例通り頭痛はするのですが、どうも体調が優れません。
鼻水が垂れるし、喉は痛くないのですが呼吸がやや苦しく咳も出る。
明日1日働けばまた土日を迎えるので、今日は1日しっかり食べて寝て
明日に備えようと思いました。
元来薬を飲むことに抵抗があった僕もこの時ばかりは明日に響くとまずい
と思い市販の葛根湯を飲んだりして、体調が良くなったような感覚を得て
1日を寝て過ごしました。

翌日、昨日あれほど寝て体力回復に専念したにもかかわらず
一向に体調が優れません。
身体の怠さは軽快していましたが、脳からの指令なのでしょうか、
直感的にこれは休まざるを得ないと察した僕は職場の上司に連絡を入れ
1日欠勤させていただくことにしました。

この数日後更なる欠勤を申し出なくてはならないことをこの時知る由もなく...

風邪や熱発した時は汗をかいて脱水症状になりやすいという、
常識とも言える知識はこの時心得ていたので(時期的に8月で汗をかきやすい)
近くのコンビニでポカリスエットを
購入して脱水には注意して、この日も1日床に就いていました。

これだけ寝て体調回復に努めれば流石に快復するだろうと高を括っていたのですが、翌日起床しても体調は一向に優れません。
寧ろ昨日よりも調子が悪くも感じます。
夏の暑い環境で体温調節をするのも難しく、扇風機だけでは暑さに耐えられず、
エアコンをつけて室温を調節しました。
ところが次第に寒気を感じだし、今度は寒さに耐えられずエアコンを消す。
そしてまた暑さを感じだし再びエアコンをつける。
これを1日に何度も繰り返していました。

暑さにより発汗し、それをエアコンで体温調節しようとするのですが
汗が湯冷めするかの如く体を冷やし寒気を感じる。
体の体温を戻すためにエアコンを消して再び温めるのですが、
身体の体温調節機能、いわゆるホメオスタシスが上手く働かない状態に
今考えると陥っていたのだと思います。

当然体調不良が原因でこんな状態になっているわけですが、
冷静に状況判断できる精神状態でもなく、咳も止まらなくなり
人生で初めて生命の危険性を感じました。

『このままやと死んでしまう』

意識も朦朧とする中、友達に携帯電話を使ってなんとか連絡し、
時間外で受け入れを対応している救急病院へと搬送していただくこと
になったのです。

今回はここまで。
ご精読ありがとうございました。続きはまた次回。


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