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今年も、大物の方の異動が…

 ここ数年、公立(特に東京都)から私立の(高等)学校への先生方の異動が多いと感じてきました。昨年も、業界内では「力がある」と目されていた先生方が私学へと異動されていました。そして、今年も…私が知っている方だけでも何人も……それはなぜなんだろうかと、つい思ってしまいます。それは、考えるまでもなく、当然のことのように感じています。

 私自身、公立でも私立でも、非常勤、常勤、専任(教諭)として勤務したことがあるので、そのときの教育に対する意識や心理状態の相違はよく認識しているつもりです。そこで感じることは… 私学の方が、自分の力を集中して発揮しやすい環境にあることが多い…ということです。もちろん、私学はその組織(または上層部=理事会など)の方針によって、相当な違いがありますので、一概にいうことはできないのですが…

 例えば、働き方改革という点だけでみても、明らかに私学の方が一歩先を進むであろうことは容易に推測できます。それは、「労働法」の適用のされる方に相違があるからです。ここでは細かいことは申しませんが、違いがあるということで、私学では、何かしらの通常時間外の手当てがつくことになります。公立学校は地域の子どもたちのために、ということから、先生方がご自分の生活を犠牲にしている点もあり、それが当たり前のように今でも言われているところは否定できないのではありませんか?

 そのため、「力のある」先生方は、ご自分から、あるいは、声をかけられれば、異動されるということが、ここ最近は当たり前のようになってきているものと思われます。

 さあ、これから、教育は、教育環境はどのように変わっていくのか、とても注視していくべきことと感じています。

 


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