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【死語現禁】175.キューポラ

(英:cupola)溶銑炉(ようせんろ)。キュポラ。(広辞苑第七版)→溶銑炉とは、鋳鉄を溶融する簡単な炉。材料は炉頂から投入し、装入後点火送風し、とけた地金は底部から出る。固定式・開底式・湯溜式に分かれる。こしき。キューポラ。(広辞苑第七版)

<用法>
キューポラをうまく動かすには、熟練の職人技が必要なのだ。

<解説・思い出>
小説及びそれを原作とした映画『キューポラのある街』で有名になった言葉です。
埼玉県川口市が舞台で、当時は街で見られたようです。

現在、炉の専門家や、当時の小説や映画や主演の吉永小百合さんのファン、川口市の方々以外では、まず語られることのない言葉ではないでしょうか。

普通の若者に「キューポラって知ってる?」と聞いても
「なんスかそれ? 仮想通貨?」
などと言われそうです。

写真は僕の手持ちの講談社文庫版『キューポラのある街』ですが、老眼で読みたくてももう読むのが困難になりました。

昔の文庫本は字が小さくて、老眼には辛いのです。
出版社の方々、これから高齢者が読みそうな紙の本は、フォントを大きくしたり行間を開けたりして、読みやすい工夫をしてくださると嬉しいです。


死語ランク:☆☆☆
☆☆☆・・・聞いた人がほぼ知らず、言った人を「異星人」と思うレベル

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