【死語現禁】262.快男子

（日：かいだんし） 思ったことを遠慮なくやってのける快活で有能な男。快男児。（広辞苑第七版）

＜用法＞
豊太郎は正しいと思った事はすぐに実行する快男子で、女性達からも人気があった。

＜解説・思い出＞
昭和頃までの文章などには散見された言葉です。広辞苑の例文は太宰治の『御伽草子』ですので、戦前戦中も使われていたのだと思います。

文章では見たことがあるのですが、日常会話で聞いた記憶がないので、どちらかというと文語だったのかもしれません。

やや言いにくいのと、「男子」という言葉が学生を示す使い方が多くなり、現在では見ることが少なくなっています。

若者に
「あの男は快男子だな」
などと言うと
「え、あの人怪談師なんすか？　動画サイトでバズってるんスか？」
などと全く違うイメージを持たれそうです。

死語ランク：☆☆☆
☆☆☆・・・聞いた人がほぼ知らず、言った人を「異星人」と思うレベル

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