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【死語現禁】174.丁稚

(日:でっち)ここでは、(デシ(弟子)の転。一説に、双六の重一(でっち)からともいう)職人または商人の家に年季奉公をする年少者。雑役に従事した。(広辞苑第七版)

<用法>
丁稚の又八は奉公先のお嬢さんにほのかな想いを抱いていたが、お嬢さんは大学生の青年に熱を上げていた。
「丁稚の分際で、親方に口答えするとは何事だ!」

<解説・思い出>
江戸時代、身分の差が明確にあった頃に使われ出した言葉だと思います。

大店や職人の家に年少の頃に働きに出され、衣食住を保証される代わりに、無給で仕事を教わっていたようです。主に貧農の次男以降の男の子が多かったようです。

現在の日本では児童労働は禁止され、義務教育もあることから、丁稚奉公などは行われていないと思います。当然この言葉もまず聞きません。

昔のことを描いたり書いたりする時以外は、使われることは少ないと思います。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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