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【死語現禁】200.風信器(ふうしんき)

(日:風信+器)風向計のこと。

<用法>
消防団の倉庫の横にある櫓の上で、風信器が小さな音を立てて回っていた。

<解説・思い出>
昭和の頃でしょうか、風向計をこの言葉でも呼んでいたようです。

僕がこの言葉を知ったのは、大石真の傑作短編『風信器』を読んだ時でした。

「風信」とは、「①かざむき。②風のたより。うわさ。」(広辞苑第七版)という意味だそうで、風向計より趣のある言葉に思えます

『魔女のいる教室』などを書いた大石真は大好きな作家です。

大石真と縁のある和光市には、「風信器号」というコミュニティバスがあるようですが、せっかくなので実際に風信器を作って、観光名所してみたりするのも面白いかもしれません。

死語ランク:☆☆☆
☆☆☆・・・聞いた人がほぼ知らず、言った人を「異星人」と思うレベル

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