【死語現禁】256.ぼくねんじん
(日:朴念仁) 言葉少なく無愛想な人。また、道理のわからない者。わからずや。(広辞苑第七版)
<用法>
正男は学校ではぼくねんじんと思われ、友達ができなかった。
<解説・思い出>
僕より上の世代の方が「あの人はぼくねんだから」などと略して使ったりしていました。また古い小説などで読んだこともあります。
主に男性に対して使われていた気がします。
広辞苑では「道理のわからない者。わからずや」という意味があると書いてありますが、その使い方を見聞した記憶がありません。広辞苑の例文は『浮世風呂』ですので、結構古い言葉だと思われます。当時は「わからずや」という意味でも使われていたのかもしれないですが、今では使われていない気がします。
現在では「無愛想」で通用するので、見聞することが少なくなっています。
特定の性別を侮蔑するイメージもあるので、今後も使われることは少ないと思われます。
若い人に「あの人はぼくねんじんだなあ」と言うと
「ボクネンジン? どこの民族っスか?」
などと、国際的な話題になりそうです。
死語ランク:☆
☆・・・多くの人が知っていて、言った人に「懐かしい」と言うレベル。
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