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せめて私は、それを大切にしたいんだ。

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2024年2月の記事一覧

【詩】いつかの花の記憶

いつかの花の記憶 花はいつか散ってしまうと聞いたから 透明なガラスに閉じ込めてしまいましょう 光を透かして、目を細めた一瞬に 煌めく花の記憶 香りはいつか薄れてしまうと聞いたから 透明なガラスに閉じ込めてしまいましょう 風が吹いて、目を細めた一瞬に 遠く薫る、いつかの花の記憶 奪われはしない、いつかの花の記憶 *** おすすめに表示されていた楽曲を聴いていたら、詩を書きたくなったので。