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せめて私は、それを大切にしたいんだ。

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2020年5月の記事一覧

【詩】いつかモノトーンの写真になって、流れていってしまうんだろう

                 手が届いたと思った瞬間 また遠くなる明日も  流れていく日々にうずもれた今日も いつか昨日になるんだろう そうやって昨日の明日が  今日になり替わる その瞬間に新しい明日が現れる 昨日の僕は確かに僕だった そして今日の僕のほんの一部が いつからか白黒の モノトーンの写真として残る 大人になった僕は それを思い出と呼ぶんだろう そのうち思い出さえも消えて それにどうせ気が付きもしないんだ 遠く流れていった過去は もう二度と取り戻せなかった