電脳ナポリ　３８　相槌ロボット

電脳ナポリ　３８です。

昔、思いついた設定でした。

昔はこれをSFコントとしてできたのでしょうが、今となっては、もっとすごいAIも登場してきていますね。

昔のSFが、今はもう追いつく技術、時の流れは早いものです。

なので、このコントのジャンルは旧SFコントとします。

変なコントジャンル。

それではどうぞ。

相槌ロボット

ナポリ　博士
　　　　ハゲズラ、白衣、シャツ、スラックス、スリッポン黒

辻井　助手

　　　白衣、シャツ、スラックス、スリッポン黒

道具　ロボット、　　
　　　SE音声用意あり

ナポリ　辻井　ロボット板付

ナポリ　ようやくじゃ、ようやく、私の悲願である相槌ロボットが完成したぞ！！

辻井　やりましたね。博士。

ナポリ　前回のやつは、バッテリーが数分しか持たなかったからな。
　　　　今回は、なんと１８時間はバッテリーが持つぞ。

辻井　すごいですね。

ナポリ。よし、早速テストしてみよう。

ナポリ　こんにちは。

SE こんにちは。

ナポリ　いい感じじゃ
ナポリ　こないだ。天気予報で晴れる言っていたのに、

ロボットSE うんうんうんうんうんうん

ナポリ　いざ外に出てみると

ロボットSE　うんうんうん

ナポリ　雨が

ロボットSE　うんうんうん

ナポリ　降って大変じゃったんじゃ
ロボットSE うんうんうん

ナポリ　相槌多いな。会話の邪魔をしてしまっておる。
　　　　相槌の量を減らそう。

辻井　あ、相槌の量なども、調整できるのですね。

ナポリ　そうじゃ、一応、どんな人にもいい相槌を打てるよう、調整が効くようにしておるのじゃよ。よし、これで。（ナポリ　ロボットの操作をする。）行くぞ。

ナポリ　こんにちは

SE こんにちは

この間、天気予報で晴れると言っていたので、外に出かけたら、雨が降ってきて大変じゃったんじゃ。

SE ロボっト。それでどうしたんですか？

ナポリ　え？いや、それで、コンビニで傘買ったんじゃ。

SE ロボット　それから？

ナポリ　それから？！　家に帰って、天気予報に腹が立ったと言う話じゃ。

SE しょーもな。

ナポリ　オチに厳しくはないか！？私はあんまりオチとか気にして話してはいない！！

辻井　博士、今回も失敗じゃないですか？ははは。

ナポリ　待て、このお笑いセンスのメーターを高くしすぎたせいじゃ。ここをもっと低くする。　よし、これでいいはずじゃ。

ナポリ　こんにちは

SE こんにちは

ナポリ　この間、天気予報で、晴れるって言っていたのに、外に出かけたら、途中で雨が降ってきて大変じゃったんじゃ。、、、どうじゃ、、

SE ロボット　、、、、、それは、、、心中お察しいたします。（少し重めの機械音声）

ナポリ　重い重い！！心中お察しいたしますなんか、葬式でしか聞いたことないいぞ。
　　　　そして、なんで声色も変わっんじゃ。

SE 啜り泣く声

ナポリ　啜り泣く音声まで？

辻井　博士どうします？このロボット？壊します。

ナポリ　早いって。すぐスクラップにしようとんじゃない。
　　　　さっきのは共感力が高すぎた。もう少し、改良の余地がありそうじゃ。

ナポリ　（ロボットの裏に修理へ）

辻井　（ロボットに向かって）結構時間かかったのになぁ。

SE 申し訳ありません

辻井　いやいや、君じゃなく、博士が悪いんだから。

SE そうですよね。僕自身のせいにされても。

辻井　博士ったら、自分のミスをすぐに人のせいにするからなぁ。

SE そうなんですか？

辻井　こないだなんて、ドライバーがないって言って、僕のせいにして、実際は博士の近くの机の上にあったんだよ。

SE それは、ひどい話ですね？

辻井　ひどいよなぁ

辻井と　SE
ははははははは

ナポリ　お前らコミュニケーションすごいのう！！でも、あんまり良くないコミュニケーション方法じゃよ。

辻井　コミュニケーションに良いも悪いもありませんよ。

辻井　ねぇ（ロボに向かい）

SE ねぇ。

ナポリ　ひょっとして、、わしが陰キャでコミュ障なだけなのか、、、

ナポリ　とにかく、毒付きバロメータも低くじゃ。よしこれで。