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そうそれ!!と、いや、そうじゃなくて

以前、スタッフを募集したときにすぐに連絡をくれた女性がいた。
すごくやる気でゆくゆくは動物看護士の資格を取りたいと言っていた。
受験資格には動物病院での勤務が何年以上などの規定があるらしく
びっちりがっつり働きたいようだった。
ところが、うちはたいして混んでいない小さい動物病院なので
びっちりがっつりスタッフに居られるとちょっと困るのだ。
仕事もたいしてないし、とにかく私が「常に人がいる」状態が
耐えられないからだ。
だから前の人も今の人も「手術があるとき、混んでいるとき、手が必要な処置があるときにいてもらいたい」そして私が「もういいよ」と言ったら
帰ってくれる、という条件の下いてもらっている。
お給料は定額で払うから「融通が利き、かつ突発の呼び出しに応じてくれる人」というとてもわがままな労働条件だ。
さて、そのうちでがっつり働きたいと言ってきてくれた人は
私が「そんなゆるい感じなんですけど来てみますか?」と言うと
「ちょっと考えます」と言って翌日「やっぱりお断りします」と連絡してきた。
それを先輩獣医に話したら「告白されて、いいよって答えたのに
やっぱりいいです、って振られた!みたいな気持ちだね」と言った。
そうそれ!!!!!それです!!と思った。
昨日同じ話を友人にしたら「わかるわあ。なんか、この恥ずかしい私の気持ちどうしてくれんの?って感じだね」と言った。
2人ともの答えが「そう!そんな感情」と、すごーく私の気持ちを明確にとらえてくれてピンポイントで的を射た表現をしてくれた。

ところで、最近私は肩と首が痛すぎて絶不調だ。
五十肩だとは思うのだが肩も痛いし首が毎日寝違えたような痛みで
角度によっては「ピキッ」となる。
振り返る時はそーーーっと振り返らないといけないし、体ごとねじらないと
いけない。服の着脱も肩と首の角度によっては「くぅーーーーー」となってうずくまるレベルの痛みだ。
それが片側だけだったのに両側にきてしまった。朝はお弁当作成のために4:50に目覚ましをかけているのだが、4時前に痛みで目が覚め
「痛いなあ。そして今日も目覚ましの前に目が覚めてしまった」ということを繰り返している。
この「目覚ましの前に」目が覚めて「目覚ましがなる瞬間」を待っている
時間。この、なんと言ったらいいのか「いやあ!!目覚ましなるまで
寝られるはずなのに!!」というすごく損した感覚。これを毎日味わい、更に痛みを伴う朝。首が痛すぎて自力で起き上がることができないので、自分で自分の髪の毛をつかんで起きる始末。
体が調子悪いと鋼メンタルの私でも大分参ってきた。
そんな朝痛くて横になることもできず、不自然に姿勢良くソファに座ることしかできない私を見て夫が「首痛いのかあ」と言って出かけていった。
そして夕方「首治った?」とLINEをくれた。
治ってなかったので「治らん」と答え、更に痛みの種類を説明した。
スラムダンク(バスケマンガ)の桜木花道が山王戦で首を痛めて
時々「ピキっ」となり「これはやべえ」と思う、そんな種類の痛み。と返信したら夫は「桜木のあれは脊髄損傷」という返信がきた。

いや、そうじゃなくて。痛みの種類を説明したのであって
別に病名を言いたかったわけではない。彼は気は使ってくれるのだが
なんか「いや、違うんだよね」ということが多いタイプの人間だ。
かみ合わないというか。

痛くてイライラしているのでその後会話が終わったのは言うまでもない・・。

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