(チラ裏レビュー) 格闘するものに○(まる)/三浦しをん (小説 2000年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:格闘するものに○(まる)/三浦しをん
評価:★3(★★★☆☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0099FLJSY

 就職活動を題材にした朝井リョウの小説「何者」を読んで物足りなかったので、そのAmazonレビューで誰かがおすすめしていたこちらの小説を図書館で借りて読んでみた。

タイトルから、就職活動と一生懸命「格闘」して傷つきながらも頑張るような話を想像したのだが、逆にマイペースで就職活動をする話だった。

一応、最後まで読んだが最後まであまり面白いとは思えなかったし、全然心を動かされることもなかった。

主人公の複雑な家庭の設定も、主人公が70歳のおじいさんと本気で付き合っているという設定も、主人公の親友2人も、登場人物の設定に総じてリアリティが感じられなかった。

入社試験のSPI試験のことを「スパイ試験?」というつまらないネタを真正面からぶつけてくるあたり、この作者、若いのかな?と思ったらその通りだった。三浦しをんという作家のデビュー作らしい。

作者の来歴をみると2011年の作品に「舟を編む」がある。これは映画化されていてタイトルだけは知っているが、そのレビューを読んでみるとこれも本作同様イマイチな予感がしたので、この作家の作品はしばらく読まないかもしれない。

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