(チラ裏レビュー) パリ、テキサス (映画 1984年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:パリ、テキサス (映画 1984年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B00S1PABDM

 【あらすじ(ネタバレなし・Amazon公式ページより)】 4年前に失踪した中年男トラヴィスが、テキサスで発見された。弟のウォルトは妻アンヌと暮らすロサンゼルスの自宅に、記憶喪失の彼を連れて行く。そこにはトラヴィスの7歳になる息子ハンターが同居していた。ぎこちない再会を経て、ふたりの間に次第に親子の感情が蘇る。そしてトラヴィスは行方不明の妻ジェーンを探すため、ハンターを連れて旅に出る。

「午前十時の映画祭」企画で2024年5月に劇場で鑑賞した。監督はヴィム・ヴェンダースで、上映時間は147分。ロードムービーの傑作とされているらしいが、あまり私の心には残らず、1ヶ月もすると完全に忘れてしまいそうだ。

(以下ネタバレあり)

映画の前半でトラヴィスが一言も喋らない理由がよくわからないし、トラヴィスとジェーンの過去のエピソードも、全部あのマジックミラーの部屋でトラヴィスの語りだけによるのであまり実感を持って伝わって来なかった。なので、ラストでジェーンとハンターが一緒になり、トラヴィスは会わずに去っていく気持ちも今ひとつ共感できずに終わってしまった。

トラヴィスとジェーンの関係は、最初トラヴィスの嫉妬により関係が悪くなり、ハンターが生まれたことによりトラヴィスが前向きになったら今度はジェーンが心を病んでしまい、男女の関係のままならないことを描いているんだろうけど、わかりづらい。

ただ、長尺の映画の割には最後まで退屈せずに鑑賞できた。前半はウォルトとトラヴィス、後半はトラヴィスとハンターのデコボコで不安定なバディ感が面白かったからだと思う。

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