昨日のヤケドと今日のパスタ

帰省もしなかったし、特におでかけする予定もなく、オリンピックはテレビ観戦を満喫して、のんびりと夏を過ごしていたのですが、今年の８月は去年よりもしっかりと仕事のスケジュールが入っています。
９月、１０月、１１月と、いわゆるブライダル業界の“秋の繁忙期”というやつですね。
仕事があるのは有難いけれども、本当に大丈夫なんだろうか？という不安というか疑問もあるのが正直なところ。
とりあえずは、自分の身は自分で守る、ということだけは徹底していこうと思っています。

仕事があるよ、ということは、人前に出る機会も増えるということで、ちゃんとしなくちゃね、と昨日は美容院へ行きました。

美容院へ行く時って、なんというか「綺麗にしてもらいに行く」ために、自分でまずは「綺麗にしていおく」みたいなことないですか？
フェイシャルエステだと、平気でノーメイクに帽子（今ならマスクもあるし！）で出かけられるのに、美容院ってバッサバサの頭、髪では行きにくい。そんなことない？
「日頃、ここまでのことはなんとか自分でやろうとしています。なので、そのためになんとかよろしく！」という気分なのかなぁ。

まあ、なので、そのために昨日も出かける前にちょっとちゃんと髪をまとめようと思ってヘアアイロンのスイッチを入れていたんですね。
そして、それを何故か私、加熱されてる方をパッと一瞬だけど握ってしまったんです。左手で。

めちゃくちゃビックリしました。
右側に置いてあったのに、左手で取ろうとしたのも謎だし、そもそもなんでそんなことしたんだろうか？と。
あっちーーーー！！！！
ってなりながら、出かけるギリギリまで流水で冷やし、残念ながら髪はとりあえずひとつに束ねて、じんじんズキズキする左手に『５５１HORAI』と赤文字で書かれた保冷剤を握りしめて電車に乗りました。

美容院に着いて、こんにちはーと挨拶しながら、「実は…」と話したら、そこはもう美容師さんたちだもの「あーー！わかります！私も（僕も）よくやります」と同情してくれました。
そして、それからの約３時間。
私の『５５１』がぐにゃぐにゃに溶けてしまったあと、次々とお店にあった保冷剤を出してくれて、私、ヘアカラー中も、トリートメント中も、カット中も、ずーっとその手を冷やしていられたんですよね。

保冷剤サービスのある美容院

本当に有り難かった。嬉しかった。
親指の腹、人差し指の先と付け根の腹、中指の先、こりゃまさか全部みずぶくれになる？と不安でしたが、美容院出る頃には随分と痛みが消えていました。
そして帰り際、私が持ち込んだ『５５１HORAI』を凍らせておいてくれて、またそっと渡してくれるって。なにもうこのサービス。

こういう自分の鈍臭いミスでする怪我は、情けなくってバカバカしくていやんなっちゃうのですが、思いがけず色んな人に心配してもらって、気にかけてもらえたおかげで、治りが早い気がしちゃう。そういうメンタル面の影響って本当にあるんじゃないかしら？

帰宅後も冷凍庫の保冷剤を取っ替え引っ替えしていて、昨夜は寝る時も握って寝ました。

おかげで驚きの回復をしている、と思う。
そして、そのおかげで今日は「手打ちパスタ」が捏ねられました。良かった！！

先日から、わいわい騒いでいる『シェフレピ』
ちょっと工程が延びるなどしていたのですが、今日パスタ作りまで行かないと、明日からは仕事が立て込んで無理だぞ？週明けまで置いておけないし、、、でも、左手使えなかったら、こりゃもうそもそも無理だろ！と。
ヤケドした瞬間に「パスタ、ヤバイ」と思ったのですが、出来た出来た♪

熱いものを触ると少しジンとしますが、大きな痛みはないし、みずぶくれもなし。
なので今夜はぎゅうぎゅうとパスタを捏ねて、食べました。
「ニョッケッティ・サルディ」成形、楽しかったです。またレポート書こう♪

ケガをしても、大人になってからでも、
誰かに「痛いの飛んでけー」ばりに優しくされると、本当に痛みが和らぐ効果があるんだと実感した話。
おかげで『シェフレピ』第２弾も、無事に完走出来た！という話でした。

なんの関係もない猫の写真
ただただ可愛い、うちのコたち