すっかり忘れてた7月の“ショートケーキの日”
今日は、ずっと前から友人と会う予定が入っていて、それは手帳にも書いていたし、スマホのスケジュール帳にも入れていました。
その友人のお父様が先日、急逝されたと知らせがあって、驚くとともに心を痛めていたのです。
お会いしたことは多分、1度か2度ほどしかないのですが、何せ友人とは30年来の付き合いなので、よくお互いの家族の話もしていたし、うちの両親もその友人のことを「Tちゃん」と呼び、私も彼女のご両親には「さっちゃん」とずっと呼んでもらっていました。
そして、彼女のご実家は農家でもあったので、よく、本当によく、そのお野菜を分けていただいていたのです。
愛知に住む彼女が、仕事やプライベートで上京する度に、大荷物になりながら運んできてくれる野菜たち。
出来るだけ新鮮なものを、とその日の朝1番に収穫して持たせて下さっていたあれやこれやは、本当に瑞々しくて、ずっしりと重かった。
とんでもなく大きなキャベツを、もう一人の友人と半分こしようと包丁を入れたら、パシッと音を立ててはぜるようにカットされ、その断面から水分がじわじわと溢れてきたんです。
人生でそんなキャベツに出会ったのは、初めてでした。
ひと抱えもある立派なカボチャをいただいた時には、ふざけて頭の上に掲げ持って、お礼の写真を撮りました。めっちゃ笑顔で!
他界されてもう3ヶ月ほどですが、お父様が植えられた野菜たちはまだまだ実をつけ、育ち、残された家族が「これがお父さんの最後のそら豆」と言いながら、しみじみと味わっていらっしゃるそうなのですが、採っても採ってもなくならないほどあるんだそう。
たくさん作って、会う人会う人いろんな方に「どうぞどうぞ」とおすそ分けするのがお好きだったんだそうです。
その恩恵に私もながーくあずかっていたわけです。感謝しかないです。
百か日も終えて、少しは落ち着いたと言う友人。
そんな彼女と話がしたくて、我が家でケーキを食べながら過ごした時間。
お父様がいなくなってからの時間にも、そこかしこにこれまでの「彼女の家族らしい」笑いがあって、思わず私がホッとしちゃうような、有難い時間でした。
遊びに来てくれたその彼女の手土産が【FOUNDRY】の桃のショートケーキ』と
『メロンのショートケーキ』でした。
桃の方は彼女と2人で食べて、メロンは夫用のお土産だったので、夜に夫が食べ(私ももらった!)たんですね。
ジュワッとシロップの打ってある柔らかなスポンジに緩めのクリーム。そして、旬のフルーツ。
しっかりと甘さもあって、心がほぐれる美味しさでした。
夜、夫に「Tちゃん、元気で良かった!」と言いながら、ハッと気付いた。
あ、今月の『ショートケーキの日』をすっかり忘れていた!!!
“毎月22日はショートケーキの日”なのに。
今月は「海の日」の祝日で、連休初日。
連休の仕事のことや、届く予定だった荷物のことや、オリンピックのことを考えていて、きれいさっぱり忘れていました。
もう26日だよ。。。
4日遅れでショートケーキ食べました。
あー、忘れちゃってたぁ、しまったぁ、と今すごく思ってるんだけど、多分、おじさんだったら、
「さっちゃん、4日くらい気にすんな」って言ってくれそうだなぁ。
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