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【贅沢】赤いフルーツの手びねりパイ【バージョン】

noteでも何度か紹介している“手びねりパイ”
今年の春、3月にも赤いフルーツで焼きました。

店頭にいちごが並ぶようになり、ブラッドオレンジが出回るようになると、やはり一度は焼いておこう、という気になるこのパイ。
今回はその「いちごとブラッドオレンジ」じゃない「赤いフルーツ」が揃ったので、いつもよりも贅沢バージョンとして焼いてみました。

2021年7月の『赤いフルーツの手びねりパイ』です。

タルト生地はいつも通り。
全粒粉と薄力粉を1:1で合わせたもの。
そこに、ひとつまみの塩と豆乳、オイル(グレープシードオイルを使いました)を加えて混ぜ、まとめた生地を寝かせ、伸ばしました。
詳しいレシピなどは、上に貼った過去のnoteをどうぞ参考になさってください。

いつもよりも気持ち大きめ、薄めに伸ばしておいた生地にアーモンドプードルを散らしてからフルーツをのせて、包みます。

フレッシュなラズベリーと、冷凍しておいたブラックベリーに、完熟したプラム(ソルダム)です。

ラズベリーはしっかりと形の整ったものと、かなり熟して柔らかくなったものをより分けて、柔らかい方は少しのグラニュー糖をまぶし、一晩冷蔵庫で寝かせて水分を出しておきました。
なので、ラズベリーはフルーツの種類としては1種類だけれども、そのままのフォルムを残したフレッシュなものと、生ジャムみたいにとろりとさせたものとの2タイプあるイメージです。

直径16センチくらいに焼き上がるのですが、6等分くらいのカットで食べる予定。
載せるフルーツを全種類均等に並べてしまうと、どこを食べても同じ味になるので、我が家の場合はあえて同じフルーツばかりが集まるようにしています。
まずはプラムがメインのところ、次はラズベリー多め、、、みたいな感じで毎回味わいが変わるようにするための配置。
この一台をご家族で一度に食べちゃうよ!という時は喧嘩にならないように、フルーツは満遍なく均等に並べた方がいいのかな? どうでしょ?

まあ結局はお好み次第なのですが、とにかく生地にフルーツを並べて端を折って包み、最後にグラニュー糖をまぶしておいたラズベリーから出た水分、果汁を全体に回しかけておきます。

あとは予熱したオーブンへ入れて焼くだけ。

粗熱が取れたら、粉砂糖をはらはらはらっと振って、ザクッとナイフで切り分けていただきます!

プラムメインの一切れと、ブラックベリー多めの一切れをまずはプレートにとりました。

赤のグラデーション。
今回はしっかりと濃い色、ブラックベリーも入っているので、グッと渋い、焼き上がりです。

手びねりパイにのせたフルーツ3種類は全部、いつもお届けをお願いしている【伝】さん取扱いの自然栽培のものたち。
それぞれが大きさにも味わいにも個性があって、それが楽しくて美味しいものたちです。

しっかりと赤くて柔らかく完熟していたプラムですが、くっきりとした酸味もあったので、少し甘みも足したくなり、やはり【伝】さんのルバーブを使ったジャムを添えました。

サクサクザクザクの生地に、プチプチとした食感のフルーツ、ほどよく溢れる果汁、その果汁を吸ったアーモンドプードル。
生クリームやカスタードなどが加わってもきっと美味しく食べられるのでしょうけど、これはそういったものを完全に省いた、まさにフルーツをそのまま楽しむためのパイです。

焼き上がりのこの色にときめいて、まずはあったかい時に一切れ用意しておやつタイム。
翌日から冷蔵庫で冷やしたものを食べましたが、これ、冷えていても美味しいんですよ♪

これからはまた無花果がどんどん並ぶ季節になるし、桃、葡萄と出てきますよね。
旬のフルーツを手軽に「焼き菓子」的に楽しめる“手びねりパイ(型なしタルト)”です。

今回はいつもより贅沢しちゃった奮発フルーツで焼きました!
たまにはスペシャルもいいですねぇ。

おうち時間にぴったりです。
他のフルーツでもまた焼かなきゃね♪

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