#note
薪火伝う(しんかつたう)
薪に火をつけると、しばらくすれば、薪は灰になってしまう。けれども、いったん燃え上がった火は、つぎつぎと林や森に燃え移って、絶えることなく伝わっていく。人間は、死によって、その形骸は滅びてしまう。が、その人の欲望は、ずーっと燃え伝わって、決して、消えることはない。
足ることを知る心こそ宝
現代社会のように、世の中を、すべて数字で考え、学校では点数、会社では、営業成績の点数と、その欲望には、キリが無い。
「知足」すなわち、足るを知れば、競走など気にせずに、安心して生きていける。
「これで充分」と、思うことこそが、人生の宝なのだ。