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きみへ 一通目

今は、
きみが月齢4ヶ月が過ぎた頃

コレを書き始めます。
いつ書き終えるかわかりません。

コレが、きみに必要になるかもわかりません。
きみが読まない可能性の方が高いでしょう。

それでも僕はコレを書いておきたくなりました。


僕は、成功者じゃないし、偉い立場も才能もあるわけでもない。お金持ちでもないし、専門家でもないし、何か特別な人間なわけではない。

ごくごく普通の会社員をしている普通の大人。

一見、何も語れることなんてないような僕。
けれども、僕自身はそうは思っちゃいない。


なぜなら、僕は『幸せ』だから。

何の成功もなくたって
何者でもなくたって
秀でた才能や特別な立場がなくたって
人生を満喫している。

僕はね、
成功者や、才能や立場は確かにすごいと思う。
多くの人が憧れ、望み、注目し参考にするのもわかる。

実際、彼ら彼女らの話は
学ぶことが多く、とてもためになる。

反面、それはレアケースなことも
しばしばあると思っているんだ。

だから、

ただただ普通な僕の生きている日々が
どうして満喫できて、幸せなのか。


そういう話も身近で参考になると思ったんだ。




コレは、
僕の人生の、訓言集みたいなもの。
あるいは
僕の考え方や価値観に影響を与えてきた
数々の言葉達。


そういったものをまとめながら
ひとつずつ綴っていきたいと思う。


ただ、想定以上にたくさんあったから書ききれるかわからないけども。

 

19歳の時にであった詩



最初はコレから始めようと思う。

当時の僕は
マーチングのインストラクターを目指していて

尊敬する先生(インストラクター)から
『今は経験も何も無いから、とりあえず本をたくさん読むといい』

と薦められた本に載っていた詩だ。




批判ばかり受けて育った子は
非難ばかりします。

敵意で満ちたなかで育った子は
誰とでも戦います。

ひやかしを受けて育った子は
はにかみ屋になります。

ねたみを受けて育った子は
いつも悪いことをしているような気持ちになります。

心が寛大な人のなかで育った子は
我慢強くなります。

励ましを受けて育った子は
自信をもちます。

ほめられるなかで育った子は
いつも感謝することを知ります。

公明正大ななかで育った子は
正義心をもちます。

思いやりのあるなかで育った子は
信仰心をもちます。

人に認めてもらえるなかで育った子は
自分を大事にします。

仲間の愛のなかで育った子は
世界に愛をみつけます。




この詩は、19歳の僕には衝撃だった。


あの頃の僕は
いつも自信がなく不安で
何でも自分のせいにしていて
自分の事を非難してばかりだった。


そんな時に
この詩にであって気付いた事があった。


自分の気質はもちろんある。
だから全てではないにしろ。


もしかしたら

この自分の性格の一部分には
そうなる要素がある環境で育ってきた結果なだけかもしれない

ということに。


そして、
この詩をキッカケに
こうも考えるようになった。

人の性格や考え方には、
その人がそうなるに至った環境や扱われ方
そういった背景があるのかもしれない。

そして、だとすれば。


それは逆に
環境や、接し方を変えれば、自分も他人も変われる部分があるのかもしれない。


ということにも。


そして、また
自分のなかにある良い部分も
これまでの環境のなかで
そう育ってきた結果なら
僕は周りに恵まれてきたんだと
感謝することもできた。


まずは
たくさん気付きをもらったこの詩から。



僕はこんなふうに
沢山の人から沢山の言葉をもらって
そのおかげか、人生を満喫している最中。


ママと仕事と趣味と家族や友達と
それだけでも充実してたけど

きみが産まれてきてくれて
僕は今が今までで
1番幸せな時期かもしれないと
日々噛みしめているし、
これから先、一緒に
もっと楽しいことや幸せなことが
あるかもしれない。



僕は、そんなふうに僕が想えるのは
僕の考え方や価値観、世界をどう認識しているかが、ベースにあると考えている。

だから、ここに形に残そうと思う。



沢山あるのに、少しずつになるから
時間はかかるだろうけど。


でも、きみが思い悩むようになるのは
きっと何年も何年も先だろうから大丈夫だろう。




最後に

僕はきみの正解など持ち合わせていないし
僕自身完璧な人間でもない
だから立派な講釈はできないけれど

僕という人間や人生を参考事例に
きみの人生が生きやすくなる一助になれば
と願うよ。

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