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異世界魔王ライフ、第12話。魔王城攻略(前編)

(前回までのあらすじ)

女神の陰謀で、異世界転生魔王になった俺。
色々あって、(1話~11話参照)

魔法国家、ディールのお祭りから、帰還した。
俺達、魔王様ご一行。改め、運命レジスタンス。
元々は、キール(以下俺)、アルファ(以下α)、
ベータ(以下β)の、三人旅だったんだが、
新たなる仲間、
ガンマ(以下γ)、レディ(以下女神)を加え、
ここ、法教の街、エーベ村で、
マッタリと過ごしていた。

……なんか、事件でも、起きないかなぁー(フラグ)

…………ねこまんま亭、男子露天風呂…………

キール(以下俺)『……暇だなぁ~。』

ベータ(以下β)「……そうですね~。」

γ「……平和が一番なんだけどなぁ~。」

男三人、たっぷり、湯船に浸かってた。

俺『……なんか、事件でも、起きないかなぁ~?』

β「……止めて下さい。
今までだって、色々あったじゃないですか。」

γ「……なんか、こうよ。スカッとしたいよなぁ。」

俺『……同感。』

β「ガンマ殿まで……。
洒落にならないから、勘弁して下さい……。」

レディ(以下女神)「大変よ!みんな!事件よ!」

アルファ(以下α)「お風呂から、早く出てきて!」

俺『なにっ!?事件だって!、みんな出るぞ!』

γ「よっしゃ~。血が、たぎるぜぇ~~!!」

β「(´Д`)ハァ……悪い予感が的中した……。」

俺『アルファ、レディ、事件ってなんだ!!』

α、女神「キャ───(*ノдノ)───ァ変態ぃ~~!」

ちゅどーん。
俺は、アルファとレディの魔法で、
俺は再び、丸焦げになった……(10話参照)

…………ねこまんま亭、室内…………

α「……ったく。せめて、服ぐらい、着て下さい。」

女神『そうよ。私達の、目の前で、
キールの、汚い、なめこを、見せないで。』

俺『俺の、大事な部分は、
なめこよりは、大きいゾ!!失礼な!!!』

β、γ「ありゃあ、なめこ。だったよなぁ……。
絶対、間違いない。しかも、皮付きの奴だよな。
(。'-')(。,_,)ウンウン」

俺『うるさい!うるさい!うるさ~い!!
(*>Д<)エリンギや、松茸じゃ、ボケ~!!!
それに、ちゃんと洗って、綺麗だ~!!!』

風呂から急いで出た俺は、服を着るのを忘れて、
急いで、アルファとレディの所に、向かった。
後は、皆さんの想像通り、
俺の松茸(?)を、見た二人から、
魔法の洗練を、受けた。……ただ、それだけだ。

俺『……で、事件って何だ?』

丸焦げの俺は、聞いた。

α「それがね。
ガンマのコピーから、手紙が、来てたのよ。」

女神『コレなんだけど………。』

γ「俺様のコピーからか!どれ!見せてみろ!」

そう言うと、ガンマは、レディから手紙を取り、
読み上げた。

γ「なになに……拝啓。
キール様及び、幹部の皆様。
お元気に、過ごしてますか?

実は、先日、魔王様のコピーが、
暴走を致しました。
俺様(コピーγ)と、シグマ(以下∑)様で、
足止めはしてますが、そろそろ限界です。
早く、魔王城にお戻りください。ガクッ。

追伸。お土産を忘れないでね。

……なんじゃこりゃー!!」

俺たち一同は、驚いた。

俺『俺の、人体複製が、暴走だと!!
どういう事か、説明しろ!レディ!!』

なにか知ってるレディに、事のてん末を聞いた。

女神『以前、人体複製の事で、交渉したわよね。』

俺『ああ、あの10億カルマの事か?(9話参照)』

女神『その10億カルマって、
どこに行くか分かる?』

俺『そりゃー。地球……いや違うな。
……まさか!!』

女神『そう。魔王国家。更に言うと、魔王城よ。』

俺『……って事は、
俺の10億カルマが、魔王城に流れて、
魔王のコピーに集結して、
破壊神となった……と、いうことか。』

女神『正解よ。ついでに言うと、
カルマ半分なら、暴走しなかったわ。』

なんてこった~~!!
全て、俺のせいじゃねーかー!!

α、β、γ「なんだなんだ?私達にも説明して!」

女神『分かったわ。今、説明してあげる。』

そう言うと、レディは、
俺の10億カルマが、
魔王のコピーに、流れてしまって、暴走した事。

そして、そのカルマは、いずれ、
シグマや、他の手下にも、悪影響を、及ぼす事。

そして、魔王のコピーを、止めるには、
俺の力が、必要だって事を、伝えた。

……人体複製の、交渉の件については、
隠したな。レディ。

β「なるほど……にわかには、信じられませんが。」

γ「俺様の、コピーの手紙の内容と、
ほぼ同じだな。
その話が、真実な事には、間違い無さそうだな。
それと、レディは、嘘をついてねぇな。」

α「……って事は、
最悪、シグマとも、闘う事になるのよね……。
私達で、勝てるかしら?」

γ「勝てる、勝てないの話し、じゃねぇんだよ。
俺様達は、勝たなきゃ、いけないんだよ!!。」

β「そうですね……。魔王城が戦場になりますが、
このままにしておけません。」

α「……やるしか無いか。」

β「……ですね。」

γ「シグマが相手なら、手加減は要らないぜ!。」

なんか、勝手に、一致団結したみたいだな。
味方が多いに、越した事は無いな。

俺『皆んな……ありがとう。』

女神『私も、同行するわ。
キールの事を、一番知ってるのは、私だし。』

レディ……。
お前が、主犯格なんだからな!
知ってて、言ってんだろ!!

……まぁ、いい。
今回の事は、知らなかったとはいえ、
俺にも、非があるからな。

俺『って事は、
俺も含めて、全員参加で、良いよな?』

α「良いわ。」

β「了解。」

γ「おうよ!」

女神『良いわよ。』

俺『よし、お互いに死んでも、恨みっこ無しだ。
それと、こちらも魔王軍ってのも、紛らわしい。
こちらの軍は、『運命レジスタンス』とする!』

α「良いわよ。」

β「同じく。」

γ「……なんかダサくねぇか?」

女神『ネーミングセンスが無いのよ。我慢して。』

ガンマ……レディ……お前ら、
俺が、思ってた事を、言うんじゃないよ……。

俺『これは、俺である、魔王からの命令だ!!
異議は、却下する!!』

α、β、γ「なんか、前にも、
似たような事があったよなぁ……。(2話参照)」

女神『やれやれだわ。
……それじゃあ、魔王城までは、
私の、転送魔法を、使うわね。』

……なんで、レディが、
行ったことが無い、魔王城に、行けるんだよ?
女神って、何でもアリなのか?

女神『それじゃあ、みんな!行くわよ!!
転送魔法!魔王国家。魔王城!!
ラミパス、ラミパス、ルルルルル〜。』

こうして、俺達『運命レジスタンス』は、
故郷、魔王城へ、向かうのだった……。


…………追伸…………

魔王城に、旅立つ前、
ねこまんま亭の、女子露天風呂にて……

α「あっ!レディ!また胸が大きくなったわね!」

女神『そういうアルファだって、
以前よりも、尻が大きくなったんじゃない?』

α「キィー!!私は、胸が大きくなりたいの!
ちょっと私に、胸の大きさを、譲りなさいよ!!
これでも喰らえ!Ԅ(¯ε¯ԅ)コチョコチョԄ(¯ε¯ԅ)コチョコチョ」

女神『ちょ、ちょっと、やめてよ。アルファ!!
キャー。そ、そこ弱いの、と、止めて~~~!』

α「私に、胸を譲るまで、止めないわよ~~!!
Ԅ(¯ε¯ԅ)コチョコチョԄ(¯ε¯ԅ)コチョコチョ!!」

女神『(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
そ、そこまで言うなら……こっちも反撃よ!!
これでも、喰らいなさい!!Ԅ(¯ε¯ԅ)コチョコチョ』

α「反撃なんて卑怯よ!や、止めて~~!!。
私、くすぐられるの苦手……(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャ」

女神『もっと行くわよ~~!覚悟なさい!!
Ԅ(¯ε¯ԅ)コチョコチョԄ(¯ε¯ԅ)コチョコチョԄ(¯ε¯ԅ)コチョコチョ!』

α「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
わ、分かったから……こ、降参するから止め……
(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……」

店主(老婆)「……若いって、良いわねぇ~~~。
そういえば、
私にも、あんな時代が、あったわねぇ……」


第12話 前編 終 制作・著作  ━━━━━  きぃえぁ

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