見出し画像

結成9周年を迎えるAqoursよ永久に。

6/30はラブライブ!サンシャイン!! の輝ける9人の少女たち"Aqours"の結成記念日です。2024年でなんと9周年。ラブライブ界隈で9はとても大切な数字であり、そんなある意味で節目とも言える9年目のプロジェクト名が発表されまして。

その名も「永久hours Project」だそうです。

最初に抱いた印象は「オシャレ!!」でした。Aqoursが、Aq oursで、A9 oursで、永久 hoursに。アニメの中で主人公がAqoursを読めずに「えーきゅー……あうわーず……?」と漏らすシーンがあり、その伏線がこんな形で回収されるとは思いませんでした。このオシャレなプロジェクト名を思いついた人、プロジェクト名を思いついたときに脳汁ドバドバ出ただろうな……。

追ってジワジワやってきたのは「永久」という重い言葉が持つ意味についてでした。こちらに関してはポジティブに捉える人、ネガティブに捉える人、何とかポジティブに捉えようとする人など、さまざまな捉え方をする人が観測されました。Aqoursは既に先輩たちよりずいぶん長く活動されています。「この機にひと段落させるのでは」という不安がよぎってしまうのは仕方のないこと。

私としてはどちらでもいい……というと語弊があって怒られそうですけど、いつまでも彼女たちにAqoursを背負い続けてほしい一方で、アイドル活動には旬があるというのもまた事実で、運営や彼女たちが節目の年に選んだ道を尊重するのみです。「永久」というワードが使えるの今年だけなのでただの言葉遊びでしょという気持ちが無きにしも非ず。

憶測ばかり繰り広げても仕方ないので、今夜の生放送での発表を待ちましょう。実はちょっぴり不安を抱えつつ、今は節目の大切な年をお祝いするすんごいイベント盛りだくさんなんじゃという期待感が勝っています。世界的感染症流行によりダメになってしまった諸々のリベンジがあったりするのかなぁ。

以下は、折角の機会なのでついでに私とAqoursについて振り返る余談です。

私は沼津の近くに住んでいます。というとAqours移住組かと思われるかもしれませんが違います。異動命令による転勤です。駅前の西武が閉まるような頃合でこれから沼津はどんどん寂れていってしまうのだろうかと思っていた矢先に、Aqoursがやってきました。

既存の土地や建物に付加価値をつけて人と金と物を動かす聖地巡礼ビジネスが大好きだった私は、間近でビジネス展開を見ることができるぞと大歓喜。Aqoursの面々を遠目でも初めて見たのはヌーマーズことゲーマーズ沼津店のオープンイベントでした。このときはまだAqoursにそこまで強い興味があったわけではなく「近所だから」という軽い気持ちだったはずです。

そこから友人が先に沼津沼にハマってしまうなどの環境要因が加わって私もずるずるとAqoursに引き込まれていきました。最大の転機はファンミーティングの台北公演ですね。まさかこの私が10万円を越える公式海外ツアーに参加することになるとは。私自身も友人らもビックリですよ。このアクションは環境要因のせいにはできません。私が私の責任と私の意思で一歩を踏み出しました。

ここで出会った通称「台北火鍋組」と呼んでいる人たちが良い意味でよくなかったです。行動力の化身たち。まぁ10万円を越える公式海外ツアーに参加しちゃってる時点である程度そういう属性が濃縮していたわけですけど。ライブがあれば日本全国いや世界も視野に飛び回り、暇があれば沼津を訪問するような人たちです。予定がなくて家でゴロゴロしていると沼津に呼び出されることしばしば。私の生活が激変しました。今は実際に火鍋を囲んだメンバーから少し拡張され、相変わらず素敵なお付き合いを続けさせてもらっています。

こうして振り返ってみても「Aqoursの誰々が」という話が一切出てこないのが実に私らしいというか何というか。「あなたにとってAqoursとは?」と聞かれたら「遅れてやってきた青春を楽しませてくれた存在」になるでしょうか。

たまにAqoursがいなかった私の人生について考えることがあります。そちらのほうが幸せだったのかもしれません。しかし異なる世界線を同時体験できない以上は比べることができません。言えることはひとつだけ。

Aqoursに会えた今が最高に楽しい。

結成9周年、おめでとうございます。

頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となる。