【蓮ノ空感想文】キミも蓮ノ空のこと好き好きクラブに入らないか?
「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」にどハマりしている私が、この1年を通して感じた蓮ノ空の面白さと魅力をツラツラと語りたいと思います。対象はまだ蓮ノ空のこと好き好きクラブに入っていない方で、誰かに蓮ノ空を知ってもらいたいときに使える内容を目指しました。今からでも間に合います! 蓮ノ空のこと好き好きクラブに入りませんか??
以下、公式HPや公式ポストを見ればわかってしまう程度のネタバレを含みます。ご承知おきください。
・そもそも「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!)」とは
ラブライブ!シリーズのひとつで、石川県金沢市にある蓮ノ空女学院を舞台に、スクールアイドルクラブに所属する、或いは所属することになるメンバーの青春を描く物語です。ゲームアプリを中心に広くメディアミックスで展開。これまでのラブライブ!シリーズにはない特徴をいくつも有しており、μ'sからお世話になっている私も日々、新鮮な驚きと共に蓮ノ空の世界を楽しんでいます。
・情緒を掻き乱すリアルタイム進行ストーリー
最大の特徴はなんといってもストーリー進行が実際に私たちが生きる世界のカレンダーと連動していることでしょう。
ストーリー展開されているゲームアプリの「Link!Like!ラブライブ!(リンクラ)」は2023年の4月にリリースされ、2023年4月に入学したキャラクターの3人は、2年生の3人と共に濃密な1年間を歩み、2024年4月に進級しました。元々ラブライブ!シリーズはスクールアイドルという限られた時間の中でキラキラと輝く青春を過ごすことをひとつのコンセプトにしています。始まりがあれば終わりがあり、出会いがあれば別れがあり、入学があれば卒業があります。2023年4月時点でスクールアイドルクラブに3年生はいませんでしたが、2024年3月に所縁のある生徒会長が卒業しました。もうボロ泣きですよ。
察しのいい人はもうお気づきでしょう。2025年3月には進級した3年生のメンバー3人が卒業するはずです。リアルタイム進行なので、つまりもうあと1年を切っています。その間にどんな物語が紡がれるのか。生徒会長の卒業ですらボロ泣きした私はメンバーの卒業時にどんな感情を抱くことになるのか。毎月のストーリー更新を楽しみながら、一方で卒業までのカウントダウンに怯えながら日々を暮らしています。
これまでのストーリーはYoutubeでも見ることが可能です。
第1話のジークバーを見てください。なんと1時間を越え。話数によってバラツキはありますが、この密度のストーリーが生徒会長卒業までで第18話まであります。アニメ何クール分だよ……! それだけ丁寧に各キャラクターやキャラクター同士の関係性を描いてくれているわけです。どの関係性もそれぞれ違って(それぞれめんどくさくて)それぞれ尊いので、まずは軽い気持ちで6人揃うあたりまで見ていただけると私としては嬉しく思います。
・彼女たちと毎週会えるWith×MEETS
先のストーリーで「あ、3Dだ」と思われた方もいることでしょう。実は彼女たちはラブライブ!シリーズ初となるバーチャルスクールアイドルです。いま流行りのVtuberの要素を取り入れており、毎週だいたい月木土曜に3Dアバターでの生配信を行っています。
こちらもYoutubeでディレイ配信されています。
い、今見ると初々しいな……。演じているキャストはもちろんですが、特に当時1年生はキャラクターとしても配信を始めたばかりという設定なので、ここからどんどん場慣れして配信がうまくなっていきます。週3で継続配信していれば流石にね。リアルタイムでコメントするとリアルタイムでスクールアイドルが拾ってくれる体験は、これまでのラブライブ!シリーズでは味わえないもので、このコンテンツが彼女たちの実在性を高めてくれています。どこまでが脚本でどこからがアドリブなのかの境目はよくわかりませんが、突然ストーリーの行間を補ってきたりするので侮れません。
また、Vtuberのあるあるコンテンツのひとつに「歌ってみた」があるのですが……
様々なカバー曲をアップする中で、蓮ノ空の面々は過去のラブライブ!シリーズの楽曲もカバーしています。シリーズ内の他ブランドの楽曲をカバーするなんて異例中の異例。これも言ってみれば今を生きるスクールアイドルが、過去のスクールアイドルの楽曲に憧れてカバーしているにすぎず、リアルタイム進行だからこそ納得感を与えながらできる離れ業です。
・毎月末に開催されるFes×LIVE
ラブライブ!シリーズの楽しみのひとつといえばライブです。ストーリー中にライブシーンがない代わりに彼女たちは毎月末にライブをしています。バーチャルで。
こちらもYoutubeで一部配信されています。
私がVtuber界隈に疎かったというのもあり、キャラクターがリアルタイムでぬるぬる歌って踊っている姿は新鮮で感動しました。す、すげー。これが令和の技術。他のバーチャルアイドルコンテンツだとキャストとは別にダンサーさんがモーションをつけていることもあるようですが、蓮ノ空は歌もダンスもキャストがリアルタイムでやっています。パフォーマンスもさることながら、回を増すごとにカメラワークや演出もどんどん進化していて見応え抜群。学生がこんな立派なステージ作れるのか……? はシリーズを通してツッコんではいけないお約束。アプリではカメラモードが選択できて、公式オススメのカメラで見られたり、引きの定点カメラで見られたり、指定したキャラクターにフォーカスしたカメラで見られたり。キャラクターにフォーカスしたカメラが面白く、MCで喋っていないときなど公式カメラで抜かれていないところでも、キャラクターらしい仕草をしている姿を見ることができます。歌って踊っていなくても、配信中の約30分はキャラクターになりきって動いているわけで、このあたりは他のシリーズ以上に、キャラクターに対する解像度がキャストに求められるだろうなと感じます。だいたいはこのライブに向けて奮闘する姿がストーリーで描かれることになるので、ストーリーとセットで見ることをお勧めします。あとね、突然このステージで新曲が披露されたりする。知らない前奏が流れ始めたりする。
・課金なしでストーリーや配信が楽しめるゲームアプリ
ここまで話してきた内容については、Youtubeで楽しめるものの、ゲームアプリの方が見たいものが探しやすくて便利です。安心してください。ガチャを回さなくても、ゲームパートをプレイしなくても、ストーリー全部読めます。生配信見れます。過去のアーカイブ見れます。都度ダウンロードするので通信する環境には気をつける必要がありますが、軽く触ってみて、本格的に蓮ノ空を履修したいと思った場合は是非リンクラをダウンロードしてみてください。Youtubeアップまでの時差なしで、リアルタイムで楽しめるのもいいところ。
・半年に1度開催されるリアルライブ
ラブライブ!シリーズの楽しみのひとつといえばライブです。バーチャルだけでなく、これまでのラブライブ!シリーズ同様、キャストがステージに立つライブも開催されます。これまでの傾向からおおよそ半年に1回ペースで半年分のストーリーおよび楽曲を振り返ります。
これは1stライブより半年前、ゲームアプリのリリース直後のオープニングイベント映像です。い、今見ると初々しいな……。ちょうど1年経ったくらいか。ストーリーや楽曲リリースの供給密度が高すぎて、まだ1年しか経っていないことに驚きです。これまでのラブライブ!シリーズのライブの真骨頂といえば、アニメ映像との寸分違わぬシンクロでした。一方で蓮ノ空に関しては、シンクロさせる対象が、先に述べたとおりキャスト本人がリアルタイムでモーションをつけているバーチャルライブの映像になります。つまり言ってしまえば過去の自分です。腕の角度や指の形などの細かいクセがもともと自分なので、これまでのシリーズ以上にシンクロしているように思える不思議な感覚があり、これは蓮ノ空ならではの面白さだなと感じています。1stライブは一般販売でもチケットが余裕で取れる状況でしたが、異次元フェスやユニット甲子園などの合同ライブでいろいろな人たちに蓮ノ空のパフォーマンスの素晴らしさが知られた結果、2ndライブはチケット大戦争が勃発しました。3rdライブは是非、人気に見合ったキャパシティの会場を用意してほしいところです、切実に。
・キャストが活躍するYoutubeコンテンツ
キャラクターだけでなくキャストに興味を持った方向けのコンテンツも用意されています。
何度も名前を変えて最終回詐欺を繰り返しているかしましいラジオとか、
キャストがおでかけやゲームでわちゃわちゃいちゃいちゃするだけの番組とか。
手厚いです。いろいろなところに蓮の入り口があります。
・供給多すぎ! 今から追って大丈夫か?
大丈夫です。4月から新入生が3人加わり、新たな展開が始まりました。いったん仕切り直しで第2幕突入と言っても過言ではありません。
メンバーは9人に。「1年生、2年生、3年生のそれぞれ3人による1年間の物語」は、かつてのμ'sやAqoursの「アニメ2クール+劇場版」に相当するボリュームであり、今からでも十分に堪能できるはずです。リアルタイム進行なので、ここから何が起こるのかと心躍らせるワクワクは、今から追う人も昨年から追ってきた人も大差ありません。今から9人体制を追いつつ、エピソードゼロ的な感覚で時間があるときに昨年の出来事を振り返るのもいいでしょう。ご興味とご都合があえば是非、今日から蓮ノ空に触れてみてください。
そして共に見届けましょう、3年生メンバーが4度目の桜を見る姿を……!
・ちなみに
「蓮ノ空のこと好き好きクラブ」はファンの呼称です。信じられないかもしれないですが、ファンからの公募、キャストによる絞り込み、アンケート投票により決定した公式名称になります。決定する瞬間は、とあるFes×LIVEに収められていますので、振り返るついでに探してみてください。
・余談
言うて供給多すぎるんですが!?
という方のために公式がほぼ10分でわかるシリーズを作ってくれています。
お手軽に摂取したい方はこちらからどうぞ。ほぼ10分越えているのはご愛嬌。2023年夏頃までの内容ですが、キャラクターの背景はおおよそ掴めるかと思います。
ようこそ、蓮ノ空のこと好き好きクラブへ。
頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となる。