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アニメ「小林さんちのメイドラゴン」を見て

最近いろいろバタついていたがアニメを見る余裕を作ろうと思い、Amazonプライムでアニメを見るのを再開しだした。

「小林さんちのメイドラゴン」(以下メイドラと呼称)というアニメを見たが、これが結構おもしろかったので、感想とかもろもろを書いていく

第一印象とのギャップ

「小林さんちのメイドラゴン」あらすじ
朧塚という街に住むOLの小林さんは、酔った勢いから異世界のドラゴン・トールを助けた。トールは多大な恩を感じ、そして理由があって故郷に戻れないこともあり、人間のメイドに姿を変えて、小林さんの自宅に住み込んでお世話を始める。そして、小林さんのもとには、トールをはじめとしたさまざまなドラゴンが集まるようになっていくのだった。
wikipedia 「小林さんちのメイドラゴン」-あらすじより

1人暮らしのOLにメイド姿のドラゴンが押しかけ、一緒に共同生活をすることになるといういきなりぶっとんだストーリー。

その押しかけるドラゴンたちが巨乳、爆乳、奇乳ぞろい。

アニメをよく見る自分ですら「いやいやでかすぎるわ」と思ってしまい、ちょっと受け付けづらい感じがあった。

それがまさかの京都アニメーション制作のアニメと知って驚いた。

ハイクオリティなアニメを制作し、日本だけではなく海外ファンも多い京アニ。

「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん」「響け!ユーフォニアム」などの学園青春ものや、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「CLANNAD」などヒューマンドラマのイメージが強かった。

そのため「なんだか京アニらしくないアニメだなー」と思っていた。

しかし、見始めてみるとテンポのよさ、キャラのかわいさ、安定した作画、キャッチーなOPとEDに見事に引き込まれてしまった。

終わったころには、「さすが京アニ!最高だぜ!」「ありがとう京アニ!」というアニメファンならではの手のひら返しをしてしまった。

それくらい楽しんでみることができたのだ。

思えば、京アニは過去に「らきすた」や「日常」などの日常アニメのヒット作もあった。

改めてジャンルを問わず高いクオリティを出す京アニのすばらしさを知った作品だった。

少し不思議な日常コメディ

独特だな思ったのが、一人暮らしのOLの家にメイド(ドラゴンだけど)がやってくる設定。

多くの作品は男性主人公(たいていが高校生)の家に突然女の子がおしかけあれよあれよとハーレムになりラブコメが発生するという流れがおなじみ。

しかし、1人暮らしの女性の家に女性がおしかけ一緒に住みはじめるというのがめずらしいと思った。

メイドのトールの次には、後に小学校に通い出すカンナ、敵対しつつも最後には心を入れ替え小林さんになついたイルルという2人が加わり大所帯になっていく。

住み始めるドラゴンたちはみんな小林さんが好きで、甘えたり時には迷惑かけたりしながらも、小林さんはまるで母親、ときには父親のような「家族」として接している。

一方、メイドのトールは家族を通り越して性的に(本人談)小林さんを見つつも、メイドとして家事をこなし、残業の毎日である小林さんを真摯にサポートしている。

そう、このアニメは日常ホームコメディだったのだ。

人の家にドラゴンが住み一緒に暮らすというぶっとんだ設定だが、いつの間にか視聴者側もドラゴンとわかりつつもそこに違和感を感じず見ていられる。

まるでドラえもんみたいなアニメだなと思った。

ドラえもんは猫型ロボットであり、不思議な道具でのび太君を助けもそれが当たり前のように受け入れられ、視聴者も違和感なく見ている。

メイドラもドラゴンたちが当たり前のように日本人の生活に溶け込み、人間と一緒に暮らしていく。

夏になったらスイカを食べたり祭りにいく、冬になればコタツにこもり、正月にはもちをつき初もうでに行く。

日本人の小林さんたちが仕事に追われている間、日本の生活・文化を楽しんでいるのだ。

ふと、そういえば最後にもちをついたのはいつだろうとか、しばらく家族と初詣に行けてないな、など思ってしまった。

何気ない日常描写は人によっては退屈になってしまうかもしれない。

しかし、小林さんとトールたちをの生活をもって見てみたい、安心して見られる日常感を感じたい。

そう思える作品だった。

すぐにとは言わないので、ぜひ3期、4期と続いてほしい。

原作コミックはこちら↓


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