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第14回放送「理科のおもしろさをどう伝えるか①」をまとめてみた! 🌱

こんにちは🌤ボケットです。

今回から『僕創とスッチーの二人語り』まとめ!本格的にスタートです!
よろしくお願い致します🌱

今回は、まず、第14回放送の「理科のおもしろさをどう伝えるか①」(2020/7/25)をまとめてみました😃

第14回は、僕創先生による理科の授業づくりについての回です💡スッチーと二人で語り合っています。

「理科好き」で専門家でもある僕創先生は、いったいどのような思いで、どのような授業づくりを展開なさっているのでしょう??

⑴教師のポジティブな思いが子どもたちを学びの世界に誘う

どんな教育活動にも、それが教育活動である以上、目的があります。つまり、学校で行われるすべての活動(学習活動を含む)は、何らかの「ねらい」や「意図」があって展開されるということです。

一方で、ねらいや意図がない教育活動は「形骸化された教育活動」となり、子どもたちにとってネガティブなものになりますので、注意が必要です💡

この↑ことは、日々、私が思っていることですが、

では、僕創先生は、「理科を通して、どのような子を育ていきたい」と思っているのでしょう?

僕創先生は第14回の放送で、理科を通じて「『こんな面白い世界があるんだよ』ということを子どもたちに伝えたい」と仰っています😃

僕創先生のお父さんは、地学の先生だったそうです。このため、小さい頃から日常的に、地学に関する様々な経験と知識を与えてくれていたようです。このことが、上のような思いを抱く背景となっているようですが、

小さい頃に経験した「こんな世界があるんだ!」というワクワクを、子どもたちにも味わってほしい。放送からはそういった思いがヒシヒシと伝わってきました。

はじめのほうにも書きましたが、「ねらい」や「意図」のない教育活動は子どもたちにとってネガティブなものになります。ただ、ここで「ねらい」や「意図」と言っても、学習指導要領に書かれているねらいをそのまま引用するだけでは、子どもたちにとって、必ずしもポジティブなものになるとは限りません。

自分自身は子どもたちに何を伝えていきたいのか?
それを描いて、受け身で授業を創るのではなく、教師自らが能動的に考えて、授業を創っていく。

こういった僕創先生のような「ポジティブな思い」が子どもたちを学びの世界へと前進させるきっかけになっていくのだと思います。

⑵生活科実践「タンポポの高さ比べ」

そして、放送では、具体的な授業実践の話に入っていきます。

まず、僕創先生が初任校で行なった生活科の「タンポポの高さ比べ」の授業実践のお話です💡

この授業実践自体は僕創先生が考えたものではなく、僕創先生が初任校で出会った先輩方の授業実践事例だったとのことです。しかし、当時、初任だった僕創先生はとにかく必死で、「面白い」と思ったことは、すぐにやってみよう!と思い、自分の授業実践として取り入れ、展開してみたそうです🌱

こういった若い頃からの授業づくりに向かう積極的な姿勢も、子どもたちを惹きつける授業づくりを展開する重要なポイントになりそうです💡

一説によると、「完成された授業を完璧に行う先生」よりも「不完全でも一生懸命教えたり、聞いてくれたりする先生」のほうが、子どもたちの成長にとってよい!という話もあります。(この説の引用文献が今、手元にないので、あとで、私の別マガジン「ゆるい教育方法学研究📖」のほうでゆるく解説しますね笑。)

では、僕創先生の授業実践の話に戻ります📔

4月の生活科で「春さがし🌸」のような単元ありますよね?「タンポポの高さ比べ」はその単元の中で行います。

「春さがし」の学習の中でタンポポを取ってきた子を見て、僕創先生は「タンポポの高さ比べ」を子どもたちに仕掛けます。


<タンポポの高さ比べ>
・一番高いタンポポを取って来た人が勝ち!
・高さを更新したらタンポポの茎を模造紙に貼っていく。

これは子どもたちにとって、めちゃめちゃ面白そう😆

4月から始めて、6月まで継続してみた結果、1位の茎の長さはなんと60〜70cm程度に!!
タンポポってそんなに長くなるんですね驚。

そして、子どもたちは気づきます。「もう綿毛じゃん!」
あの明るく黄色いタンポポの花は、もうすでに真っ白な「綿毛」になっています🌿

こういった、植物の成長と季節の変化に、子どもたちが自ら自然に働きかけて気づいていく。
大人にとっては当たり前となっている世界でも、子どもにとっては新鮮な気づきになるわけです。

また、子どもたちは、僕創先生と一緒に他のことにも気づいていきます😃

・タンポポは「綿毛になると、綿毛を遠くに飛ばそうとするから、背を高くさせる」
・タンポポは「密集する中で背を伸ばしていく」

国語にも「たんぽぽのちえ」って教材ありますよね💡
こういった教科横断型の関連性も生まれます。

こういった生命の知恵と成長の過程に、子どもたち自ら気づいていく。
理科の素地の教科に当たる生活科の中で、もうすでに「理科的思考」が育ち始めている!

また、子どもたちも受け身の姿勢でタンポポの知恵と成長に気づいたのではなく、能動的に自然に働きかけ、学習を深めていった🌳

まさに、アクティブ・ラーニングそのものです!

さすがです🙌このような授業を自分も展開してみたい!と、そう思いました😆


僕創先生は、このような授業づくりを、日々、展開なさっています。
こんな授業があったら、学校に行くのが本当に楽しくなりそうですね!

私たちも、このような授業をできりだけ多くの子どもたちに提供できるようになりたい!

⑶アクティブ・ラーニングの授業づくりの留意点

では、そのために私たちは、日々、どのようなことに気をつけて授業づくりに取り組んでいけばよいのでしょう??

僕創先生は、ラジオの最後に「子どもたちが動き出す授業づくりを進める上での留意点」についてお話なさっています💡

僕創先生曰く、このような授業を創る上でも、子どもたちの思考をこちらの意図の方向に無理やり持っていくと授業がつまらなくなるので注意が必要とのことです。子どもたちがアクティブに学習するためには、最初の「なぜ、だろう?」が肝心で、それがないと受け身の学習になってしまう、と仰っています。

つまり、授業の仕掛けの「なぜ、だろう?」や「面白そう!やってみたい!」がすごく肝心で、その思いが原動力となって子どもたちが動き出す!ということだと思います🌱

子どもたちが思わず身を乗り出して動き出してしまう。
そういった仕掛けを授業の中に取り入れていくことが何より大切なのかな、と思います。


以上、今回は、第14回放送「理科のおもしろさをどう伝えるか①」(2020/7/25)のまとめでした!みなさん、いかがだったでしょうか??

一言でまとめてみると、教師のポジティブな思いは子どもたちのアクティブな学習を生み出すといった感じでしょうか🌟

みなさんも、ポジティブな思いを持って、ぜひ、日々の授業づくりに励んでみてください。

記事を見て「ラジオ動画を視聴してみたい!」と思った方は、
Facebookグループ「僕創とスッチーの二人語り」
https://www.facebook.com/groups/futarigatari/

へ。放送は「10分×3回」程度が、毎週土曜日に更新されています!

では、また!

(2020/9/26:ボケット)

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