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風柔らかく花びらはゆっくり落ちてゆく。 夏将軍は幕間で準備に余念がない。 「さて、今年の…
栗が胡桃に問う 私もあなたも、もうすぐ枝からもがれるのね。 そうよ 栗のあなたは、体の周り…
ヒマラヤまでは ひとっ走りね ひだまりの草 ヒバリも鳴いている ひとりで歩いて ひとりで食べ…
ちゃありい 茹でた卵をお前は食べた 揺れる白身が殻の中から現れただろう その中にはまん丸の…
みにくさと うつくしさの 間には 境界線はないが そこに幕間がある 幕は薄い陽炎のベール…
ちゃありい 茹でた卵をお前は食べた 揺れる白身が殻の中から現れただろう その中にはまん丸…
覗くなかれ カラスは彼の国では魔の手下とされていよう お前にはカラスが見えるか それとも鳩が見えるか 覗くなかれ お前の眼球のレンズはまだ健在か レンズのピントは合っているか 被写界深度は深くても浅い おまえの眼球は身体だ 記憶の箱の中に入れたレンズは 日焼けして色をすっかり失っているぞ 鏡に向かうな 覗こうとするな お前の身体はそこにはなく 自分を慰める 照れ笑いの 微笑み 天空から逃げ 冷えた表面で滑っていちゃあ キメのポーズは取れないわけだ 永遠
ああ、アカウント 私はアカウントに秘密の答えを与えた サバンナで走るのか、 ガンジスで溺れ…
肩を下ろして 針を落として 最初のひと声 ぶどうをひと粒 もう一粒 不安の皮を一切れのこして…
克明に 朽ちた事物は いきいきと勝手に スキップし続け 回る 答えは、遠心力の外へと飛ば…