見出し画像

僕の永遠の憧れBOJAN

突然だが一体どれほどの人がボージャン・クルキッチというサッカー選手を知っているだろうか。10年前ぐらいからヨーロッパサッカーを追っている人なら知っている人もいるかもしれない。

かつてバルセロナに所属していて、メッシ二世(サッカーに興味のない人でもメッシは聞いたことがあると思う。)と若い頃に多くの期待を寄せられていた選手だ。

しかし多くのライバルがひしめくバルセロナにおいて活躍出来ず、その後もローマ、ミラン、アヤックスなどのビッグクラブに移籍するがそこでもそこまでの結果を残すことが出来なかった。

現在ではMLS(アメリカ・カナダのプロサッカーリーグ)に属するモントリオールインパクトに所属している。

よくある世界トップリーグで活躍出来なかった選手が追う末路である。今ボージャンといえば若い頃期待され、伸び悩んだ選手の典型例として揶揄される事もよくある。

なぜ僕がそんな選手のことを永遠のアイドルとして追っているのだろう。おそらくもう世界のサッカー界で日の目を見ないであろう彼のことを・・

画像1

僕がボージャンを好きになったきっかけはたぶん有名なサッカーゲームウイニングイレブンだったと思う。少年時代に選手を好きになるきっかけなんて所詮そんなものだ。

もちろんボージャンに注目し始めたころはメッシを超えることを期待していた。当時のバルセロナは史上最強クラスだったし、その中で活躍する=世界トップクラスを意味していた。

それだけで追っかけをする理由になった。ボージャンのインタビューがある雑誌はもちろん買ったし、時には小さい写真が載っているだけで学生時代のなけなしのお小遣いで購入した。

最初はみんな注目していたし、メディアの露出も多く、またビッグクラブにいたので出場試合を見るのも苦労なかった。

しかしその後バルセロナを離れ、徐々に所属するクラブのランクが落ちてくると追うのが難しくなった。毎年夏になると、出場機会が減った所属クラブからの移籍の噂が絶えなくなり(もちろん放出される方だ。)、そのたびに心を痛めた。

現地の記事をGoogle先生の助けを借りて翻訳し、何度ニュースを読みあさったことか。何度SNSでプレー内容を酷く言われているのを見て傷ついたことか。

贔屓目抜きにしてもプレーでは本当にいいものを持っているのだが、いかんせん活躍し続けることが出来ないのだ。前半活躍しても、後半消えていることなんてざらにある。しかも怪我に何度も悩まされている。

彼が活躍出来ず応援することを辞めそうになったことも正直言えば何度かあるし、プレーもハイライトでしか追えないこともよくある。(実際にMLSを日本で見ることは現状できない)

それでもどこか期待してしまう。もう一度輝いて点を量産する彼の姿を。たぶんこの期待もまた裏切られてしまうのかもしれない。

でも彼が1点決めるだけでその週は幸せに過ごせるのだ。それで十分だ。

今年の夏カナダに行って、初めて生でボージャンを観戦する予定である。彼のことだからスタメンから外されているかもしれないし、怪我をしているかもしれない。そんなことは10年以上見てきた自分が1番折り込み済みである。

でもどうか途中出場でもいいから彼の輝きを目に焼き付けることが出来ますように。

以上僕の永遠のアイドルについてでした。ここまで読んでありがとうございます。

この文章を敬愛なるBOJANへ

#サッカー #ヨーロッパサッカー #バルセロナ #ボージャン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?