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『日本小旅行小記』#2〜京都編

こんにちは、見てくださってありがとうございます。

前回の初投稿、いかがだったでしょうか。私からすると、フォルダにしか残っていない(なんならほとんど見返してもなかった)思い出たちを呼び起こすきっかけとなり、旅したい欲もわんさかと溢れ、とてつもなく満足しています。

旅の思い出は、写真や動画といった2Dの形で残したとしても、その時点の感情が完全に蘇ってくることはありません。ですが、文字に起こすことで時間が形になり、ましてその場にいなかった方々にも共有できるところに、ことばの道具としての本質を感じます。

ひとつの投稿だけでこれほど言語化について考えられるのは、もしかして文学人だからかもしれないです(調子に乗るな)。

そういう経緯で、しばらくワクワクnoteライフを続ける決意にみなぎっているので、ぜひぜひ投稿をお楽しみください🐥

本記事では、「2日目 京都編!」について扱います。前編として兵庫編も投稿しているので、ぜひご覧ください。

ドーン

古い街並みが代表される京都に、現代的な京都タワーが新たな象徴として出迎えてくれるのは、時空を超えた交流を目の当たりにしているようで、とても贅沢している気分になります。

京都旅は神戸に増して行先を決めておらず、なんとなく訪ねたいエリアへ赴くことになりました。

お昼近かったこともあり、まずはご飯が食べられそう(調べてないため大偏見)な清水エリアに向かいました。

古都×坂とバター×醤油は大発明だと思う

清水あたりの街並みは、観光名所としてはドドドメジャーと言ってしまえるほど人気ですが、お手軽に平安時代へタイムスリップできてしまうなら、その評価も文句なしです。

清水の景色は食後のデザートに取っておき、お食事処に向かいます。行き当たりばったりどころか、食文化についてもあまり知識がなく、その時の気分だった蕎麦を食べに行くことになりました。

美味しすぎた(おいしすぎた)

具がシンプルな分、お抹茶が練り込まれた蕎麦の風味が強調されているような気がして美味しかったです。天丼もあってボリューミーでしたが、ぺろりと平らげてしまいました。

このお店は、一面ガラス張りの壁が奥に巡らされ、最強のスパイスこと絶景を見ながら食べることができ、最強でした(語彙力)。

お腹いっぱい食べて幸せに満ちあふれたあとの清水寺、行き当たりばったりと言いながらも旅の答えにたどり着いてしまったと、得意顔をかましながらやってきました🐥

ドカーン

清水寺といえば、やはり精緻に積み上げられた土台の上に、あるべくしてあるような堂々とした佇まいで街中を眺めている造りが堪りません。

個人的には、雑誌やパンフレットなどで見るような、青々しい木々の上にそびえる清水寺が印象的ですが、葉が芽吹いていない季節だからこそ、一見か弱い骨組みと、それに支えられて悠然と構える舞台が織りなすコントラストを感じられる気がします(ムズカシイ)。つまり、最強ってことです(語彙力)。

入り口の梅もかわいかった

特にどこに行くか決めていなかったので、せっかくのぽかぽか日和だし哲学の道を歩こう!と決めました。

清水から哲学の道まで、地図で見たら近そうだったので歩いて行きましたが、めちゃくちゃ遠かった、。やっぱりバスって文明なんだなあ(今更)。

ポケモンだ〜れだ風の法然さん(道端)

そういえば、途中で南禅寺を見つけました。「行き当たりばったり式棚ぼた」と言うものでしょうか。禅宗のお寺の中でも最高格に位置する南禅寺は、三門からも圧倒的な威圧を感じるような気がするような(婉曲)。京都五山や鎌倉五山など、室町時代の格式が高い寺院もたくさん見て、最高格の威厳をちゃんと感じれるように出直してきます。

門をくぐるワクワク感

徒歩による極限のタイムロスをぶちかまし、ぽかぽか日和もギラギラ日和に感じかけていたころ、ようやく哲学の道に着きました。

京大教授で哲学者の西田幾多郎がかつて歩きし道、拝読したことはないものの非常に有名な『善の研究』は、この道で思索にふけった先の作品なのでしょうか(調べてない)。特に何もないと言ってしまえばその通りなんですが、むしろ何もないからこそほのぼのと思考にふけることができたのかもしれません。私はおしゃべりしながら歩いていましたが、いつの間にか通り抜けてしまっていたほど夢中だったようなので、集中できる外的要因の少ない環境も人生に必要なんだなあと考察しました(浅すぎる)(西田先生ごめんなさい)。

ヌコ~

哲学の道を抜けると、すぐ目の前に銀閣寺が待っていました。銀閣寺といっても、正式名称は慈照寺、その中にある象徴的な観音殿を銀閣と呼ぶと、中高生の日本史で何度も指摘されたのを思い出します(懐古厨)。

室町時代の中でも戦乱が多く、世間が静かさを求めた時期に造営された慈照寺は、なんといっても鹿苑寺金閣と真逆の閑静なスタイルで結ばれています。前編の兵庫編でも少し書きましたが、今回の旅行はオトナチック(大背伸び)を目標にしていたので、至る所に散りばめられた侘び寂びを回収しつつ、長閑(のどか)って文字通り長く閑静にあることを指すんだ(知らんけど)と、唐突に文学部を差し込み、静けさこそ正義だと心に植え付けます。

若干空が紅いのもヨシ

日が傾いてきたので、旅館の方へ向かうついでに嵐山を散策します(時間なさすぎて歩いただけ)。嵐山エリアは思ったよりもお店を閉じるのが早いらしく、行ったころには空いている店舗がありませんでした。嵐山は調べてから行った方がいいです。結局、盆地の影響もあってか格段に冷え込んだ嵯峨の街並みを、贅沢に駅から往復する景色として堪能しました(電車代は景観代ということで)。嵐山は調べてから行った方がいいです。

京都で予約した旅館は、京都市の隣に位置する亀岡市だったので、そのまま亀岡駅まで向かいます。

ここで、とんでもないことが発覚しました。なんと、旅館周辺にお店が何もないらしい、。舐めていました。夜ご飯は市内で食べるからと、予約の際に夕食に×をつけた記憶が鮮明に蘇ります。なんとしてでも食いっぱぐれは回避したかったので、セブンイレブン(近くて便利)に駆け込み、唐揚げ弁当、焼肉弁当、サラダ、唐揚げ棒を引っ提げ、半べそでバスに搭乗しました。これが、行き当たりばったり旅行の醍醐味です(反省しろ)。

旅館は思ったより山奥に営まれており、女将さんが寒いのに外で待ってくださっていました。温かすぎる、。まして部屋も温泉も広く、のんびり京都旅にベリーマッチでした。次はご飯もつけて(ちゃんと下調べもして)リベンジしたいです。

広い、!

ご覧になってくださってありがとうございました。本編では京都編について扱いましたが、前編に兵庫編、後編に大阪編が控えていますので、お時間ありましたらぜひぜひそちらにもいらしてください🐥

ではでは~🐓

2023.02.17. 2/47

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